先日、久しぶりに「しおむすび」を作りました。
具は何も入れてない、塩味だけのシンプルなおむすびです。
これがめっぽう旨くて。おいしい、のさらに上。
ほんと、絶品!でした。
いえいえ、私の手柄じゃありません。
炊いたご飯をむすんだだけなので。
これはひとえに米のちから。
その米とは・・。
こちら。
お伊勢さんのお米「伊勢ひかり」です。
7月に夫と二人で行った伊勢。
もちろん伊勢神宮へお参りするのが目的です。
無事、参拝を済ませた後は・・。
お楽しみの、おはらい町&おかげ横丁散策。
この「伊勢ひかり」は、お土産を探している時に見つけました。
~~~~~
「伊勢ひかり」とはどんなお米なのかというと・・。
平成元年。
二度の台風に襲われた伊勢地方。
伊勢神宮御神田のほとんどの稲が倒れている中。
直立している稲が二株だけ発見されたんだそう。
今上の御代になって出現した縁起米・・。
これが「伊勢ひかり」なんです。
倒れにくく、病気に強い。
そして、コシヒカリよりも味が良い。
まさに理想的とされる新品種なんだとか。
~~~~~
イセヒカリというお米があるらしい・・というのは知っていました。
だけど、私の生活圏では見かけた事がなかったんですよね~。
神の米、とも言われるという「イセヒカリ」。
特徴は最上で、出現もドラマチック。
ずっと気になっていたんです。
今回、伊勢神宮へお参りした後で出会えたのもご縁。
嬉しくなって夫に話すと・・。
夫も「食べてみたい!」というので、喜び勇んで購入。
見た目は普通のお米と変わりない感じ。
早速洗って炊いてみました。
炊きあがりのあつあつ。
手水は冷水で、手のひらに塩をつけて一気に。
手のひら思い切りヤケドしつつ(笑)、むすびました。
では、いただきます。
・・といきたいところだったのですが、私はちょこちょこ片づけ。
その間、夫が先に食べ始めていました。
ん?なんだかすごーく静か。
「早く食べてみて。手で持ってね。」と夫。
どれどれ・・と手に持って私も、ぱくっ。
ものが言えない。おいしすぎて。
ひたすらにもぐもぐと食べ進んでしまいます。
ひとつ、またひとつ・・。
少しだけもちっと感があり、噛みしめるとほのかに甘い。
水分をしっかり含んだしっとり感がありながら・・。
全体的にさらっとしている。さりげなく上品な味がします。
だけど圧倒的な旨みがある。
うわぁ初めてかも、この味。
もともと私はお米が大好きなのですが・・。
これはちょっと別格という気がします。
夫婦して、無言で「しおむすび」を手に持って頬張る、の図。
どこのわんぱくか、という感じですが、至福のひとときでした。
伊勢ひかりの「しおむすび」。
文句無しの絶品!です。
ありがとうございます。
ごはんが炊き上がり、炊飯器のふたを開ける前・・これが一番ドキドキします。期待で苦しくなるほど。そして、ふたを開けたら・・はぁ~毎回幸せな気分になれる・・。水気を含み、ふっくらとふくらんだごはんが湯気と共におでまし。しゃもじでかき混ぜれば、何とも言えない良い香りがふんわり漂って。空腹感が一気に高まります。早く、早く。席に着くのももどかしく、いただきまーす!今回は敢えて「しおむすび」にしてみました。そのまま食べてもおいしいと思うのですが、多少冷えても抜群においしいという事が分かって良かったです。あー、また食べたいなぁイセヒカリ。という事は、また伊勢に行かなければ・・。。
~ある日のつぶやき~
ごはんのおいしさと食べた時の幸福感というのは、私にとって最上で、最も強く心に訴えかけてくるものだ。実る様子、その姿、炊き上がりの湯気、全てが好き。これはDNAレベルで埋め込まれた感覚なんじゃないかなーと思う。これからもおいしいごはんを食べて、体だけじゃなく心にもパワーをむくむくと湧きあがらせたい。よし、やるぞ!また頑張ろう・・と思わせてくれる食べ物って本当に有難い存在だ。。