どじょうすくい踊りなど~島根をメジャーにする会~後編

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

先日初参加した「島根をメジャーにする会」。

第10回の今回は、島根県安来(やすぎ)市をクローズアップ。

写真は活きの良い、どじょうたち。

昨日の前編では、このどじょうを初めて食したことを書きました。

その他、島根県の海の幸、山の幸をたっぷり堪能して大満足。

今回の後編では・・。

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安来といえば・・の安来節(やすぎぶし)。

その踊りとして有名な「どじょうすくい」など、郷土芸能をご紹介。

どじょうすくい、と聞いてピンと来ない方。

この絵を見て・・どうですか。全く見た事ないでしょうか。

豆絞りの手ぬぐいをほっかむりした格好。

これこそが「どじょうすくい」踊りの扮装なんです。

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安来が発祥の地である、ジャパニーズ・ダンスは?

答えは、Aのどじょうすくい。

じゃじゃん!と大写しになった、どじょうすくいの扮装をした男性。

この方は、安来のどじょうすくい踊りの第一人者の方なんだとか。

資料としてのモデルさんかと思ったんですが、そう教えて貰って

また拝見すると、確かにかもし出す雰囲気が違う気がします。

根っからこの踊りが好きだという、明るい愛敬に溢れているというか。

スクリーン前で、マイクを持ってにこやかにお話しされている方・・。

この後「銭太鼓」を披露してくださる先生です。

島根の郷土芸能である「銭太鼓」と「どじょうすくい」の踊り。

今回、この二つを観る貴重な機会を得ました。

高まる期待。では早速。

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一礼。ご挨拶から始まりました。

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竹筒に、穴の開いた銭を十文字に取り付けたという道具。

これを二つ用い、軽快に手振りで調子を取られています。

銭の鳴る音で踊りの伴奏をする、という安来節の余技だそう。

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目にもとまらぬ速さ。

道具の両端についた、ふさふさが華やか。

スピード感を目で感じる効果もありますね。

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華麗に道具をさばきながら、この笑顔。すごい!

観ている人に楽しんで貰いたい、という心を感じました。

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万雷の拍手の中、深々とお辞儀をなさっています。

礼に始まり、礼に終わる・・。

続きましては、これです。

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安来節の踊りである「どじょうすくい」。

こちらの先生は、会場の入り口付近から登場されました。

花道を通るような感じで、みんな、おぉっとどよめきます。

コミカルな動き、ユーモラスな表情。

セリフは一切ありません。

が、動きと表情で場面の様子が手に取るように分かります。

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さてさて。

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あちゃー。

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ほれほれ、よいしょ。

しめしめ、うふふ。

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ありゃー。

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はい、つかまえた!

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両方とも初めて観たんですが、素晴らしかったです。

この後、観客が実際に先生方と「どじょうすくい」を踊る・・。

というコーナーがありました。

豆絞りの手ぬぐいをかぶる時は、右耳だけを出す。

左耳は包み、そのあたりで結び目を作る。

・・というのも、このとき初めて知ったこと。

みんなが笑顔。ニコニコ楽しい雰囲気に包まれる会場。

「どじょうすくい」って滑稽味があって、ほんと愛らしい踊り。

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安来出身のダンスの先生と生徒さんによるヒップホップダンス。

安来節の踊りを現代風にアレンジしたものなんだそう。

この時は、位置的にあまり写真を撮ることができませんでした。

流れるような動きの中に・・。

生命力と躍動感を感じるパフォーマンスでした。

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今回参加した「島根をメジャーにする会」。

島根出身の皆さんの郷土への愛と、盛り立てようとする心意気。

それらが熱く、あったかく会場に満ちていて、幸せな気分になりました。

今年はおりしも古事記編纂1300年にあたる記念の年。

日本最古の歴史書である古事記。

この上巻の神話のうち3分の1は、島根の出雲地方が舞台なのだとか。

フィクションだと思われていた神話ですが・・。

古い文献の記述を裏付けるような遺跡や巨大な柱根。

これらが実際に発掘されるなど、物語と土地を繋ぐ興味深い証拠が

現れて話題になっています。

参加したイベントをちらっとご紹介することで・・。

島根について興味を持って貰えたら、近隣仲間として嬉しいな。

そう思っていました。

でもでも。何より私自身がまた、島根に行きたくなってしまいました。

島根のお隣りである、わが故郷の広島にも。

おいしくて、新たな発見があり、楽しかったひとときに感謝。

ありがとうございます。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness 思わず見惚れる手さばき。じっと見つめる余り、シャッターを押す動きが止まりそうになりつつ、夢中で撮りました。まん前の位置、かぶりつきで観ていたちびっこ達・・小さい頃にこういう郷土芸能に触れるのって良い経験になるだろうな~と思いましたよ。さてさて。私の故郷、広島はどうなってるかなと調べてみたら「おしい!広島県」~おしいは、おいしいの一歩手前~、という、これまたやや自虐的なPRを展開している様子。少し引いて、相手がぐっとくるのをつかむ、というか待つ感じでしょうか。広島もね、良いところなんです。宮島・厳島神社は県外の友人を連れて行くとみんなすごく喜んでくれますし、お好み焼きだっておいしい!(ちなみに広島人は広島焼きとは言わないです^^;)島根も広島も、まるっと一緒に遊びに来て貰えたら嬉しいな^^♪

~ある日のつぶやき~

生まれ育ち、夫の転勤でこちらに引っ越すまで住んでいた広島。住んでいる時はここしか知らず、その中にひたっていたので、良さもよく分かっていなかったし、考えてもみなかった。故郷を離れて数年たち、今改めて広島を思うと、良いところや有難かったことが分かる。次々と思い浮かぶ感じだ。そして生粋の広島っ子でありながら、まだ全然知らないことや、行った事のない場所が多くあることも分かった。離れて分かる良さ、有難さ、受けていた有形・無形の恩恵に気づいた。感謝してその魅力を広めたい、という気持ち・・「島根をメジャーにする会」を立ち上げた皆さんの熱い思いの一端が理解できた気がした。うん、やっぱり郷土愛っていいな。今住んでる場所にも感謝しつつ、生まれ育った街にも恩返しが出来たら最高だ。。