夫の北九州への出張土産、まだありました。
この羊羹です。しっかりした深みのある色ですね。
「くろがね羊羹」とあります。
この羊羹、興味深い成り立ちでした。
北九州にあった八幡製鐵所。
ここの従業員さん達の栄養補給食として作られたのが始まり。
大正15年から作られているとのこと。
最盛期の製鐵所の社中行事記念品や北九州の名産品としての
需要もあったようです。
当時、製鐵所内の製造と販売で、一般には出回ってなかったそう。
現在は西鉄の子会社であるスピナが製造していて、一般市民も
買えるようになったとか。へぇ~。
ではいただきます。
うんうん、まずしっかり甘いです。
どっしりした存在感と素朴な味わい・・。おいしいです。
味からして力強く、製鐵所で働く男たちにぴったり。
作業の合間にこれをぱくぱく齧っていたんでしょうか。
働く男の栄養補給・・「くろがね羊羹」。
初めてなのに懐かしい、まっすぐな味がしました。
おまけ。
公園に行ったら、季節の花がたくさん咲いていました。
桜の様子を見に行ったのですが、桜以上に他の花々を撮影・・。
明るい春です。
ありがとうございます。
くろがね羊羹、パッケージに製鐵所のイラストが描かれていました。出張中に夫が自分のおやつにしようと何気なく買ったそうで、食べるのを忘れて持ち帰ってきた・・というのが今回運良く手に入った経緯です(笑)。羊羹って持ち運んでも崩れたり折れたりする心配がないのがいいし、日持ちもするので保存食としてもいいですよね。。
~ある日のつぶやき~
ストレス解消法といって思いつくものは特にないのだが、これをやってると時間を忘れる、とにかく好きだ、和む、というものはある。私にとってのそれは、読書とお茶の時間。あ、名作ドラマを観るのもそうだ。特に読書は小さい頃から好きで、百科事典や小説、マンガなど、ジャンル問わず好きなものを好きなだけ読んできた。夜も「早く寝なさい!」と親に怒られながら、小さな灯りで読みふけった。それで早々に目を悪くしてしまった感があるのだが、この先、目が見えにくくなったら私はどうするのだろう・・それを想像すると怖くなった。というか、この上なく寂しい気持ちになった。この娯楽に代わる何かがあると、今は思えない。好きなことを長く続けるために今できること、した方が良いことは何か。それを考えて実行しながら、今を楽しみたい。。