薄い層がぎゅぎゅっと詰まった、ミニサイズのしっとりバウム。
その中に白くて柔らかなクリームが入っています。
これは「小倉日記」というお菓子。
創業90年という「つる平」さんの商品です。
箱に”森鷗外にゆかりの名菓”とあります。
森鷗外がドイツ留学後、小倉に着任した際に記した「小倉日記」。
これにちなんで名付けられたのだそう。
鷗外が留学していたドイツ。ドイツ菓子といえばバウムクーヘン。
だからそれにも関連しているんですね、きっと。
これも、夫の出張土産シリーズ(笑)。
6個入りでした。
わ~、ふっくらしています。
バウムの生地はしっとり柔らか。
サイドからはみ出すほど、クリームたっぷりです。
ぱくっ。
おぉ~、濃いのかと思ったら、すごくあっさりした味。
クリームがなんとも軽やか。しつこくないんです。
口に入れるとすぅーっと溶けていく感じ。
しっとりしたバウムとの相性も良い。
「小倉日記」は・・。
外はバウム、中はクリームと、どこからどう見ても洋菓子。
だけど、その質感と風情から、和の趣きを感じます。
森鷗外ゆかりの菓子、という成り立ちと心。
これらが和の趣きを醸し出している所以かもしれませんね。
ありがとうございます。
バウムで似た感じのお菓子は他にもあると思うのですが、この「小倉日記」の軽やかさって中々ないかもな~と感じました。クリームがあっさりしているからか、すいすい食べられるんです。ただ、箱を開けた翌日に食べた時、バウム生地が乾燥気味になってるものがあったので(個包装ながら、密封ではないからかな)、箱から出したらすぐ頂く方がいいかも・・。さてさて。この商品を出している「つる平」さんのロゴ(右の写真)を見ると、「つ」の字が鶴を模してあって、可愛いな~とツボでした^^。。
~ある日のつぶやき~
バウムクーヘンについて今まで特別な感情を抱いたことはなく、私の中ではお菓子カテゴリーの中でも、割とその他大勢扱いだった気がする。でも、マッターホーン@学芸大学や、クラブハリエのバウムクーヘンなどは大好きで、それらを思い浮かべただけでわくわくっとするから、もしかしたら相当好きなのかもしれない、バウムクーヘンが。特にしっとりした優しい味わいのものに対してのわくわく度が高い。今回の「小倉日記」も、ミニバウムクーヘンか~、ふ~ん・・と思いつつ、あっさり優しいその味がすごく良い感じで・・。ほんと、理性で抑えてなかったらきっともっと食べ進んだ事と思う。気付かない・気付いていない好物ってあるんだな。。