団子坂下の交差点を東に入ったところにある「菊見せんべい総本店」さん。この日、お店の前にはお客さんが数人。混んでいるという程ではないものの、途切れることはない、という感じです。お店の前の長椅子に腰掛けて、お煎餅を食べている方も。一枚からＯＫとのことなので、私もこちらで頂いていくことにしました。しょうゆにしようと思っていたのですが、ショーケースを見てみると、白い砂糖衣がおいしそうだったので「甘せんべい（￥６０）」にしました。ご覧のように結構大きくて、厚みも８ミリくらいあるでしょうか。長椅子の端に腰掛けて、ではいただきます。硬いに決まっている・・と覚悟していたからか、歯をあてると意外にあっさりかりっと割れました。せんべいの塩味と砂糖の甘さが本当に絶妙。はぅ～おいしいです。せんべい大好き！せんべいそのものがしみじみした旨さ。米が良いのかな～と思いながら、あっという間に完食しました。ぱりぱりっとせんべいを齧りながら、風情のあるお店の外観、丸いレトロなガラス瓶やショーケースに入ったせんべいを眺め・・。昔からこうしてみんな良い音をさせて、ここのおせんべいを食べていたんだろうなと想像しました。
ありがとうございます。
お店のひさしの上に”団子坂 菊見せんべい総本店”という年季の入った
丸い看板が掛けられていました。その昔、団子坂で催されていた菊人形
見物のお土産ものとして売られたのが始まりとか。この四角のせんべい
は、しょうゆ・抹茶・砂糖・唐辛子の４種類ありました。袋入りのあられ等、
色々置いてあります。気になったのは、店の左手のショーケース。中にな
んとパンが売られていたのです。商品は売れてしまってもうほとんど残っ
ていませんでしたが、せんべい屋さんのパン、今度頂いてみたいです。