今、私は数年ぶりに歯科医院に通っています。夜中に下の歯が激しく痛み、頭痛もしてきて眠れない、という日が3日続いたので、新年早々、お休み明けの歯科に駆け込みました。こんな痛みは生まれて初めてです。レントゲンを撮って貰ったら、一本の歯の下が炎症をおこしている事が判明。疲れ等で細菌に対する抵抗力が落ちていたのかも・・というお話でした。痛くて痛くて、なんで~!という思いでしたが、その時撮ってもらった自分の歯の写真を見ていると、段々じんわり温かい気持ちになってきました。意外に長い、足のような根っこを持った一つ一つの歯たち。ユーモラスな形をしています。私が普段おいしいものを心置きなく味わうことができるのも、この歯が頑張ってくれていたからなんだな~と思ったのです。先生の説明によると、歯が細菌から身を守ろうとして自身を硬化させた痕もあるとのこと。痛くない状態が当たり前、普通に食べることができて当たり前、というような気持ちにいつの間にか、なっていたような気がします。頑張ったけど、こらえきれずに炎症をおこしてしまった歯。そして、細菌と戦った白血球という兵士たちの残骸・・。普段意識していなかった、歯だけではない、縁の下の力持ちの存在。私が元気に動き回れるのも体の各器官が頑張ってくれているからです。それら全てに”私のために働いてくれてほんとにありがとう~”となんだか感謝の気持ちでいっぱいになりました。病院にいく事になって初めて気づくのではなく、なんでもない時に、なんでもない状態に、無条件に感謝していきたいと改めて思える出来事でした。
ありがとうございます。
写真の歯は、本物・・ではなく、レントゲン写真の自分の歯をモデルに私が
白玉粉で作ったものです。奥歯と普通の歯。これらはおやつで白玉だんご
を作っていた時、ついでに作ってみたもの。ほかのだんごと一緒に茹でた後
この日の私のおやつとして、きなこをまぶしておいしく頂きました^^