味わい尽くす ~寂しさも楽しさも~

人はそうすぐには気持ちを
切り替えられない。

ひとときでも気持ちを通わせた人と
離れてしまった時、
事実は理解していても、
気持ちがついていかない。

そんな時は、
心に浮かんでくる感情に身を任せ、
味わい尽くして、次に進んだらいい。

痛みをともなった寂しさがふいに
やってきたときも、

それを感じながら、
その瞬間の素直な気持ちで、
新しい行動をしていけばいい。

寂しさを感じつつ、
楽しいこともやってくるだろう。
それも味わい尽くす。

気持ちの箱にふたをせず、
流れていく感情をただ見、ただ味わう。
味わいきる。

寂しさも楽しさも、味わい尽くすこと。

そうすることでいつしか、
罪悪感も後悔も虚しさも消えていき、
温かい気持ちが胸にわいてくるだろう。