ほわほわ~っとした湯気。
これです。炊き立ての、このごはんを頂きたくて。
かまどで炊いたごはんって、こんなにおいしいんだ・・。
と開眼したお店で再び、絶品ごはんを堪能しました。
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有馬で一番小さい宿・・「花小宿」。
新婚旅行の初日、こちらに宿泊してから10年。
ほんと、あっという間でした。
今回、関西に引っ越してきた事だし、せっかくだから・・と。
こちらで温泉&食事を楽しめるプランを予約していました。
宿に隣接する食事処「料膳 旬重」のカウンター。
最高の席で、吟味された食材を頂ける幸せ・・かみしめてきました。
昨日の記事では御造りまでだったので。
今日はこちらから。
炊合せ。
海老芋、生麩、湯葉、ブリ、です。
食感の違い、それぞれの食材の色、味の組合せ・・。
飴色のブリ、こんなにしっかり味を含んでいて、形も美しく。
口に入れたらほどける柔らかさ。
まさしくプロの味だなぁと思いました。
揚げ物。
これがほんと、「春」そのもの。
ふきのとう、わらび、たらの芽。これまた大好きなものばかり。
ほろ苦いふきのとうを食べたら・・体の中が明るくなった気がしました。
じゅっ、ぱちぱち・・という音がします。
香ばしく焼ける魚の香りがもう、たまりません。
焼き物。
コースのメイン。炭火焼の旬魚二種です。
手前がアジの照り焼き、奥が鰆(サワラ)の塩麹焼き。
どちらもふっくらジューシーで、箸を入れると身がほろり。
おいしくないわけがない。
ひと口で笑みが出る、文句なしのうまさ。
炭火って、素材の奥からぐぐいと底力を引き出すんですね。
表面だけじゃない、深みのある味がするんです。
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ここで、トップ写真の炊き立てごはんが登場。
先ほどの炭火焼の魚と一緒に出して貰う事もできます。
でも私達は別で頂くことにしました。
ごはんと共に出てきたのは・・。
炭火でばりっと焼かれた、旨みの濃い「めざし」。
そして。
香の物。
ちりめん山椒と、大きくて柔らかな梅干しなど。
私は一膳を少しずつ、惜しむように頂きました。
あぁ、やっぱりすごくおいしい。
そして・・残念なことに、おなかいっぱいです。
夫はもちろんお代わりしていましたよ、にこにこで。
かまどで炊いたごはんは・・。
あっつあつで、一粒一粒が甘くて、しっとりしていて。
おむすびにして持って帰りたいくらい。笑
デザートはこちら。
とうふ、ボイセンベリーのゼリー、黒糖のアイスに桜餅。
一つ一つ、手がかけられていて、ほんのりした甘さ。
黒糖アイスの下に敷かれている小さいクラッカー?
・・も、さくさくしておいしい。
季節ごと、仕入れ状況によって日々献立が変わるんだそう。
だからメニュー表はありません。
今回も板さんに一つずつ食材など教えて貰いました。
かまどで炊いたごはん&炭火焼の魚・・「旬魚 旬重 膳コース」。
新鮮な食材、炭火を使った調理、もてなしの心・・。
素敵な食事で結婚10周年をお祝いできて、本当に良かったです。
ありがとうございます。
「料膳 旬重」さんで食事のみを楽しむ事もできます(席があるかどうかは、宿泊客の予約状況で日によって違うかも・・)。その際の入り口はこちら。花小宿とは別の門に、こんな感じで看板が出ています。花小宿さんのお部屋も、宿の貸切温泉ももちろんすごく良いんですが、時間がとれない方はこちらのお料理だけでもぜひぜひ。ほんとおすすめです。。
~ある日のつぶやき~
10年前は広島からこちらにきて、10年後の今はちょいっと来れる比較的近場に住んでいる・・というのがなんだか不思議だし、10年って結構な歳月なんだなぁと思った。色々ありつつも、二人でまたここに来て、おいしいごはんを頂けたことは、やっぱり幸せなこと。こんな幸せな瞬間が時々はさまれるからこそ、日々のいろいろを頑張れるんだと思う。瞬間ってあなどれない。充実した煌めく瞬間は、心のエネルギー。どんなささいなことからでも、エネルギーチャージできる自分でいたい。。