高尾山のケーブルカー・リフト乗り場目の前にある「高橋家」で食べた「とろろそば」。とろろもネギも海苔も、全のせしたところです。
出汁の中から細くてきゅっと締まったそばをつまむと、とろろが絡まります。のどごしよくつるりとしたとろろが、そばと一緒にあったかく胃の中に納まっていきました。おいしい・・。
うずらの卵の黄身をここでときます。この量がちょうどいい。ねっとりした黄身が合わさると、ちょい濃厚な味になってこれもまた良し。
高野山参道入り口。両脇に蕎麦の店、土産店、賑やかに並んでいます。ここを上って行った先にお店があります。
ケーブルカー・リフト乗り場までくると、登山客の人たちで広場はかなりごった返しています。ふと目を奥にやると、薬王院の石碑がすらりと聳え立っていました。
趣ある日本家屋。屋根の上には白い提灯。蕎麦を供するところということで”蕎麦座(そばぞ)”と名乗られているここ「高橋家」。お店入ってすぐの場所には、樹齢150年という柿の大木があり、店内から屋根を突き抜けて空に枝を伸ばしていました。天保年間からこの地で創業してきたというお店の歴史を知る存在として、大切にされているんでしょうね。柿の木すぐ横にあった手水の水も、高尾山の湧き水とのこと。
そば茶は温・冷が用意されていて、ご自由に、との配慮。テーブル上にあった「のり」と描かれた刻み海苔入りの缶。これもご自由に、かけ放題です。といっても適度に、が一番おいしいです。
夫の「天婦羅そば」。えび、まいたけ、ししとうは分かったんですが、あと一つが食べた夫も分からないとのことで謎。たぶん芋類。
店内の様子。あら、あの黄色いのってどこかのマスコットじゃなかったか・・。
さてさて。お店は大繁盛で、私たちが帰るまで順番待ちの列が途切れることはありませんでした。だけど、席数が多い・しっかりした接客・提供も早い、ということで回転が意外なくらい早く、そんなに待たなくても大丈夫。柿の大木を見ながら思い思いに蕎麦をたぐって、話に花が咲く。中々おつです。ご馳走様でした。
ありがとうございます。
場所柄、登山スタイルのお客さんがとても多かったです。私たちも動きやすい格好で行きましたが、このお店くらいまでなら通常のタウンスタイルでも来れそうです。さてこの「高橋家」さん。わんさとやって来るお客さんに対して、お店の接客がきちんとしていて、店内も清潔。居心地良かったです。天婦羅も揚げたてだけど提供がすごく早いし。風情のある建物といい、好印象でした。。
~ある日のつぶやき~
はらぺこの時って、こういう気持ちの良い接客や素早い提供も「おいしい」と感じる大事な要素。おいしいものはよりおいしいし、どんなものでもご馳走になると思う。。