めがねの度数と心のピント ~あえてゆるく~

先日コンタクトレンズを購入した。

私は普段めがねがほとんどなので、
使い捨てのコンタクトレンズを
数か月分買うだけで、かなりもつ。

その時に言われたのが、
度数をもう少し少なめにしても
いいかも、ということ。
度数がきついと、見え過ぎて
目が疲れることがあるから、と。

これは多分、
以前の仕事の時のままなので
細かい部分が見えてないとダメ、
ということで選んだものだ。

ただ、コンタクトをつける時は
撮影の仕事の時もそうで、
変更するのも面倒だというのもあり
そのままの度数のものを購入。

それで思ったのが、
そこまで必要ないなら
めがねやコンタクトの度数を
ゆるめにしてもいいように、
心のピントもゆるめで
いいんじゃないかってこと。

心のピントを
常にぴたっと絞っていると、
相手の一挙手一投足が気になる。

ああかこうか、考えてしまい、
本人に確かめない限り、ほんとの
気持ちは分からない、と
分かっていても煩悶する。

心の振れ幅が大きくなり、
ポジティブ傾向の人ならいいが、
好きであればあるほど
ネガティブになるタイプの人は、
落ち込みと高揚の間をサバイブする
無間ジゴクを彷徨うことになる。

そういう時は、心のピントを
あえてゆるめてみたら
いいんじゃないかな。

見え過ぎることが
良い訳じゃない。
見えなくったって良い時もある。

もしヘンに落ち込むくらいなら、
見えないくらいでちょうどいい。

めがねの度数も心もピントも
あえてゆるく。

ゆるんだ心から、自分に心地良い
自然な行動が出てくる。
自然な行動は無理がないから、
いろんな軋轢も減る。

ゆるめよう、ゆるめよう。
あえてゆるく。

大体のことをざっくり見て、
いつかそうなりたい未来に
目を向けていたらいい。

きっといつの間にかそこに
たどり着いているはずだから。