先月購入した「かた焼き」。
ほんのり甘いせんべいです。
初めて食べて、衝撃を受けました。
なぜって、今までで一番かたいせんべいだったから。
普通にかじることはできません。というか、厳禁かも。
歯が欠けるか折れるか・・。大げさじゃなく本当に。
面白くておいしいせんべいでした。
先月行ったお祭りの屋台で、「かた焼き」というお店があったんです。
生地をのせ、木の板で押さえて焼き上げる・・。
その工程に思わず見入ってしまいました。
初めて見て、どんな味なのか興味があったので、早速購入。
帰宅後、おやつに食べてみることにしました。
袋に「手焼 かた焼 弘進堂」、とあります。
表面にふられているのは、黒ゴマと青のり。
この時点ではまだ、その脅威のかたさに気づいていませんでした。
はい、かじったとこ。
これだけかじるのに、結構苦労しました。
なんせ、歯が立たない。本当に。
がじがじがじと、リスでもなったような気分で地道に少しずつ齧って。
ようやくこれくらい食べ進めることができました。
ほのかな甘さで、おいしい。
おいしいんだけども、どうしてこんなにかたいのか。
気になったので、ちょっと「かた焼き」について調べてみると・・。
どうやらこの「かた焼き」は、三重・伊賀の名物菓子のようです。
伊賀の忍者が携帯した非常食がはじまりなんだとか。
刀の鍔や石に打ち付けて食べたんだそう。
日本一かたい、と書かれているものも。そうでしょう、そうでしょう。
知らなかった~。面白いですね。
割って食べるといいのか・・って、割れません。ちょっとやそっとでは。
木槌などで割る、ともあったんですが、我が家に木槌はない。
そこで、あったかい飲み物に浮かべてみました。
浮かべた後、普通に飲み物を飲みます。
そして飲み終わる頃、おもむろに「かた焼き」を食べる。
半分ほど、ほとびた「かた焼き」。
ぐっと歯に力を込めると・・すぐ噛み切れました。うんうん、おいしい。
今までで一番かたい!忍者の気分で・・「かた焼き」、弘進堂。
あり得ないかたさの面白せんべいは、歴史ある名菓でした。
ありがとうございます。
初めて知って、初めて食べた「かた焼き」。これは何も知らずに思い切り齧ろうとしたら、大変なことになる・・。注意が必要なせんべいです。驚くべきかたさの理由が、忍者が携帯していた非常食だったから・・と知り、納得。ふところにしのばせた「かた焼き」を口中に放り込んで見張りをする忍者・・なーんていう場面が想像できて、面白いなぁと思いました。東海地方の名菓が近畿地方の屋台で売られているのはどうしてなんだろう・・。今度もしまた屋台に出会ったら、お店の人に訊いてみたいなぁ。。
~ある日のつぶやき~
半年以上ぶりにあの野良猫が姿を現した。いつもの場所にいつものように丸くなって寝ている。無事でいたんだーと嬉しくなって眺める。しばらくしてまた見てみたら・・なんとこの子がいなくなってから場所を占領していた新入りまで同じところにいる。二匹で丸くなって寝ているではないか。なんとなんと。二匹は仲良し、もしくは旧知の仲だったようだ。知らなかった・・。慌てて写メを撮り、夫に送信。夫も驚いていた。てっきり新旧交代、敵対しているとばかり思っていたが、実は共存していたことを知り、なんだか心があったかくなった。。