失敗は成功への過程 -仕事で思ったこと-

Failure is not the opposite of success.
But a part of it.
The only true failure is when you didn’t try.
Arianna Huffington

失敗は成功の反対ではない。が、その一部だ。
唯一本当の失敗はチャレンジしなかった時だ。
アリアナ・ハフィントン(コラムニスト)

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取材に出かける時、まず最初にするのが
アポ取りといって、取材したいお店に連絡して、
取材OKを頂いて、日時を決めること。
最初の連絡は電話が多い。

私は、このアポ取りをすることに慣れない。
この仕事を始めて何度も何度もしているけど。
毎回緊張している。初めてかけた時みたいに。

考えてみたら、かける回数は多くても、
そのお店にかけるのは初めてなのだから、
当たり前なのかもしれない。

そして、取材OK頂けるかな・・・、と
常に緊張している状態って、いいことなのかも
しれない、と今は思っている。

有難いことに、これまでに取材OKを頂ける
機会が多く、巡り合わせや幸運も感じつつ、
やはりそれはお店の方の心の広さ、ご配慮に
よるものだから、取材させて頂いたお店の
方々に心から感謝している。
(本当にありがとうございます。。)

お忙しい中、開店前や営業中に、時間をとり、
エネルギーもさいてくださるのだ。
この機会この時間が、かけがえのないもの。

お店の話だけでなく、来歴も伺えたり、
仕事だから緊張感は持ちつつ、とても楽しく
充実していて、自分に合ってるなーと思う。

ここからが本題。

たまにアポ取りで取材NGになることもある。
でもそれは、失敗じゃないのだ。

電話をかけてみなければ、成功も失敗もない。
そして取材NGは、こちらが余程失礼なことを
しない限り、多くの場合、誰のせいでもなく、
仕方のないこと。そう考えている。

まず電話をかけてみる。
次にお話をさせてもらう。
取材のお願い、取材の趣旨、媒体の説明、
所要時間など。
それからどうなるか、どうするかは
お店の方が判断されること、だ。
かけてみないと、お話させてもらわないと、
分からない。

自分はやるだけやる。
自分の考え得る最高の質で。
電話であってもメールであってもそれは同じ。

やるだけやる。
行動する=最も合理的で効果的な成功法則、
だと思っている。

行動することで、自分の予想とは違う結果が
その時出たとしても、必ず得るものがある。

行動すると決めて行動している人はみな、
それを知っている。だから行動する。

行動すると何かを得る。だから行動する。
その繰り返し。

私の場合、アポ取りがそうだけど、
平気じゃないし、何年たっても緊張する。
NG(自分の予想した結果とは違う)って
やっぱり凹むやん^^;それはそう。

でも、と考え直す。失敗じゃない。
これはこれで良かったんだ、と。

もしかしたら、自分の予想という小さな、
限定的な結果よりもはるかに大きな喜びや
収穫に繋がるかもしれないのだ。
その可能性はあるし、高い。

なぜなら行動しているから。
ひとつの行動には、それくらいすごい効果
と影響力がある。

怖くても緊張しても、電話をかける。
かけないと始まらないから。

失敗ってなに?
これは違っていた、今回は違うってだけ。
じゃあ次はどうしよう、どう挽回しよう、
またトライしよう。と考えるための結果だ。
次に繋がる結果、ひとつの状態。

失敗などない。
意思を、志を、情熱を持ち、ただ進むだけ。
赤赤と燃える熱くあたたかい火を胸に抱いて。

素敵な、美しい、素晴らしい、おいしい、
いろーんなものと出会い、それらの魅力を
伝え、分かち合い、幸せを感じて生きていく。

その途中にあるものはすべて、
失敗ではなく、過程なのだ。結果も過程。
いつか来たる、命尽きる、そのときまでの。

失敗は成功の中にあり、
それはひとつの状態、過程である。
自らの行動による結果は、失敗に見えても
愛おしい失敗というべきもの。
それを積み重ね、目的を達成する。
任務を遂行する。
愛を放ち、受け取り、自他ともに
幸せを感じて生きていくために。

失敗は成功への過程なのだ。