夕暮れ近い箱根湯本。湯葉そば「いさみや」さんの暖簾をくぐりました。壁は真っ白で、高い天井とテーブル・椅子、飾り棚は茶色。天井のシーリングファンが静かに回り、落ち着く空間です。こちらで注文したのは箱根スイーツコレクション2010春 に参加しているスイーツ「豆腐クリームサンデーの妹いちごちゃん 」。豆腐を使ったスイーツ、とのことで楽しみにしていました。が、この日はお客さんが沢山こられたそうで、もう売切れてしまったとのこと。写真は店内に飾られていた手書きの看板。足のついた丸っこくて可愛いガラスの器の一番下から順に、お店オリジナルの手作り苺ジャム、バニラアイス、ホイップクリーム。そして一番上には、いちごと一緒にこんもり丸いピンクと白のふたつのアイス・・ではなく、豆腐がのっています。この豆腐は箱根大平台の名水「姫の水」を使ったもの。あ~残念・・と思っていたら、お店の方が別の豆腐のものと、少し残っていた「姫の水」の豆腐を使ったもの、両方を用意して下さいました。「食べ比べてみて下さい」と。気を使って頂いて有難い&申し訳ない・・恐縮しつつ両方を頂きました。すると、普通の豆腐もおいしいのですが、この「姫の水」を使ったという豆腐は全然違う!さらさらの口どけで雑味を全く感じない透き通った味がします。苺のフレッシュさが残ったおいしい手作りジャムその他と合わせて頂くと、本当にスイーツそのものです。この豆腐は普段「桶豆腐」という名で、柚子味噌を添えてお店で出されている商品なのだそう。くせのない、きれいな味の豆腐なので、どんなトッピングでもはまるんだなと思います。お店名物の「湯葉そば」も頂きました。とろみのついた出汁に、細めのそばと柔らかな湯葉。あ~おいし。体が生き返る感覚です。この他前回までのスイーツコレクションで出されたスイーツも定番メニューになっていて、そばだけでなく、お店オリジナルの色々なヘルシースイーツを楽しめるお店です。
店内の飾り棚に飾ってあった年季の入ったこけしや古い木のおもちゃ。昔こちらは雑貨店を営まれていたそうで、湯葉そばのお店を出すにあたり、2階に眠っていたこれらの雑貨たちを店内に飾ることにしたのだとか。順番待ちの方やお子さんにも、見て楽しんで貰えれば・・と話されていたお店のかたの優しい気持ちを表すかの様に、雑貨たちは見ていてほのぼのする良い味を醸し出していました。。
*「箱根スイーツコレクション2010春」取材ツアーの記事はこれが最後です。お店の方からスイーツへの思いや、その他いろんなお話を聞けたのがとても嬉しく、貴重な経験になりました。どこへ行っても、お店以外の方からも親切に温かく接して頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。地元を愛し、訪れる人達を親しみを持って迎えよう、という皆さんの気持ちが伝わってきて、なんだかじ~んとしました。前から好きだった箱根が、より身近で大好きな町になったので、家族や友人とまた遊びに行きたいです。箱根町の皆さん、今回の取材ツアーに携わられた関係各社の方々、本当にありがとうございます。。(写真は取材で使用したスイーツパスをロマンスカー車内で撮影したもの^^)