国産のレトロ雑貨とカフェ・・「スパローハウス」@池田

夏季限定のかき氷「フレッシュあんず」。

長野県・JAちくまの
「信州大実」を使ったシロップ。

シンプルな山型の氷に、
フレッシュなあんずシロップ。
甘く酸っぱいシロップは中にもたっぷりと。

阪急・池田駅から北へ徒歩3分ほど。
真っ白な外観に緑が映える「スパローハウス」は、
国産のレトロ雑貨を販売しているカフェ。

オーナーさんが、
日本各地から探し集めてきた雑貨たち。

綺麗に手入れされ、懐かしく温かみのある風情を
たたえて、棚に並んでいる。

田舎の祖母の家にあった食器の数々。
小学生の頃、古くからある近所の文房具屋さんが
閉店セールをしていた時に沢山出ていた、
セルロイドの筆箱、 下敷き、ブリキのおもちゃ等々。

それらを思い出して、胸がぎゅっとした。

私は国産のレトロ雑貨が大好き。
都内や鎌倉にあるお店で、デッドストック品を
いくつか購入したこともある。

例えば、アンバーのガラスに花模様のついたグラス。
見ているだけであの味・・祖母宅の縁側で暑い陽射し
を浴びながら飲んだ、麦茶の味が蘇ってくる。

丁寧で、律儀で、それぞれの愛らしさがあって・・。
そんな国産のレトロ雑貨が大切に置かれた空間。

初訪問で魅せられ、すごく好きになってしまった。
いいな、いいなぁ。

かぐわしい香りが漂う店内。

あんことクリームが入っているという
「バリブレスト」に激しく心乱されたが、
猛暑だったこの日、
夏の時期だけという「かき氷」を頂いた。
おともはアッサムのミルクティー。
茶葉は芦屋「ウーフ」のもの。

国産レトロ雑貨の話から、仕事についての話まで、
私の興味の真ん真ん中、まさに今聞きたいことを、
オーナーさんとの会話で、詳しく聴くことができた。
きっと今後の私にとって血肉になる言葉たちだ。
この出会いに感謝している。

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デッドストック、中古の雑貨類は、
時間という財産を、人々の暮らしの雰囲気を、
その身に蓄えたものたちである。

ひっそり倉庫に眠っていた、
今はもう製造されていないもの。
誰かの生活に寄り添い、愛され、活躍してきたもの。

これらとの出会いは一期一会。
人との出会いと同じく、それぞれに意味があり、
ベストのタイミングで巡り合うような気がする。

あーここに住みたい。。

清潔で居心地が良く温かみのある店内で、
国産のレトロ雑貨を眺めながら、
自家製のスイーツと飲み物を楽しんで欲しい。

昭和を知る世代には懐かしく、 平成世代には
新鮮な感慨が 胸に湧き上がることだろう。

 

 


中古雑貨は、大正~昭和中期のもので、キッチンウェアや雑貨のほか、家具も取り扱っているとのこと。お客様から「こういうのが欲しいんだけど・・」というリクエストを受けて探すこともあるんだとか。仕入れたものをそのまま出すことはなく、ほこりを取り去り、壊れたものを直し、綺麗に生まれ変わらせたのち、店頭に並べられる。オーナーさんの慈しみ、愛情を受けたそれらは、素直で親しみやすい表情をしている。こちらのお店が気になり出してから、ずっと訪問の機会を待ちわびていた。あるときは定休日、あるときは時間がなく、やっとのことで訪問できたこの日。やはりこの日でなければならなかったのだ。そして惚れた。また行きたい。。

 

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