ミスをしたチームメートの心情を察してフォローするのが役目
受け答えひとつで性格が分かるすべてを参考にして投げる
「名選手 -技術だけでなく-」
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◎創作ノート<解説>
歴史に残る試合やそのシーンを振り返るレジェンド達の動画を見て感銘を受けたのが、名選手として知られるかたは、プロのスポーツ選手であると同時に、カウンセラー的存在だったり、一家の長のような意識と言動だったりで生きてこられたのだなということ。前人未踏でいまだ破られていない記録を複数持つレジェンドの発言@自分がサイン通りにして他の選手がエラーした場面で、その選手が落ち込んでいたら気分を上げるような言葉を、場合によっては叱咤激励の言葉をかけたりして、チーム全体の雰囲気を良いものにしなければならないという発言をされていて、すごいなと思いました。後輩の選手が別の動画でおっしゃっていた、頼もしくて格好良かった、という言葉を思い出し、なるほどと思いました。そういう意識でいて、実際に行動もして、有言もしくは無言で最も良い結果を出す。心ある先輩は一目置くだろうし、惚れない同輩や後輩はいないのではないかと。全選手のデータのあらましを頭に入れておき、選手のインタビューがあれば読み、話す機会があったら質問の受け答えの言葉だけでなく様子にも注目して性格や傾向をよみ参考にする。技術はもちろんのこと、洞察力、豪胆さ(試合の時だけでも)、男気、闘争心、情熱、それらすべてを備えているからこそ、活躍できたのだなと。時代背景の違い、今はコンプラに厳しい世の中なのもあって、その当時の意識や方法が現代では通用しない部分があるとしても、自分のポジションで最大限の努力と行動をし、エラーをした選手のメンタルのフォローまでを含め自らの役割だと言い切る@実際に実行している、姿はすごいし素晴らしいなと。名選手、記録を保持している選手のかたは謙虚に、神様がいたとかまわりに取らせてもらったタイトルだとおっしゃることが多いですが、意識や行動からして、その記録を保持するにふさわしい人なのだと思いました。