ランチしたお店で、
食後のドリンクに選んだ
オーガニックのアップルジュース。
雑味がなく、自然な甘さ。美味。
茶色のテーブル、
琥珀色のジュース。
なんだかノスタルジック…。
—–
昔、まだ小さかった頃。
3~5歳くらいの頃に、父がよく
喫茶店に連れて行ってくれた。
父はコーヒー。
私はその時々でいろいろ。
プリンアラモードとか、
あんみつとか。甘いもの。
そういう、
いわゆる純喫茶と呼ばれる、
レトロな喫茶店へ行くと、
最初に出てくるお水のコップが
半透明の琥珀色、ということが
多かった。今でもあると思う。
私はそれを、じーっと見るのが
好きだった。
なんともいえないなつかしさ、を
感じていたのだと、今なら言葉に
できる。
幼いながらも、そしてまだ
なつかしむほどの思い出をたくさん
有していない時でも、なつかしい、
という感覚は、心の内にあるもの
なのだろう。
その時は、
「なんだか分からないけどいい、
眺めていたいから眺める」
という気持ちで見つめていた。
お水の入ったコップを。
それは、私の記憶の中では、
琥珀色と共にある。
琥珀色の時間は、
思い出の時間。。