記念艦「三笠」~「元帥 東郷平八郎」特別展~

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

横須賀にある
三笠公園に行って来ました。

写真は記念艦「三笠」の前に立つ、
東郷平八郎元帥の像。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

京急の横須賀中央駅の改札を
出ると・・。

横須賀のマスコット
「スカレー」くんがお出迎え。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

歩いている途中で見つけた車止め。

海軍の街というだけあって、
アンカーの模様が入っています。

さらにてくてく歩いていくと・・
あ、見えてきました!

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

左が
「皇国興廃在此一戦
(皇国の興廃 この一戦にあり)」の碑。

右隣りは、東郷平八郎元帥の像。
その後ろが「三笠」です。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

「三笠」の艦尾。
では入艦しましょう。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

観覧券。

記念スタンプを押して中に入りました。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

「三笠」は明治35年、
イギリスで造られた日本の戦艦。

日露戦争時は、
東郷司令長官が乗艦する連合艦隊の
旗艦でした。

国の存亡をかけた戦いとして知られる
「日本海海戦」。

対馬沖にて、
当時 世界最強といわれたロシアの
バルチック艦隊と砲火を交えて戦い、
破った。
これに貢献したのが「三笠」です。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

艦内の床。板張りです。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

艦首に出てきました。
国旗が掲げられています。

この艦首は、
皇居の方向を向いているんだとか。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

国旗の場所に立ち、
くるっと振り向いたところ。

今からあの、
上の方の艦橋に上がろうと思います。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

途中にあった砲台。

小さくて急な階段を一番上まで
のぼり・・。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

着きました。

「日本海海戦」の絵をもとにした
レリーフが立てかけてあります。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

このプレートは、
海戦時の立ち位置だそう。

一番上が東郷平八郎司令長官。

右が加藤友三郎参謀長、
左下が秋山真之参謀。

秋山参謀は
「敵艦見ユトノ警報ニ接シ
連合艦隊ハ直チニ出動之ヲ撃滅セントス
本日天気晴朗ナレドモ波高シ」の電文を
大本営に打電した人物です。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

東郷司令長官の位置に立ってみました。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

そこからみた艦首方面。

本当にふきっさらしで、
砲弾を遮るものは何にもありません。

東郷司令長官は、
このすぐ下の司令塔
(分厚い壁で覆われている)に入るよう
部下に進言されたけれど、
ここで指揮をとられたとのこと。

胆力というか、
強い精神力と覚悟を持たれていた・・
という事かと。

海の水しぶきや砲弾爆発による破片など
がふりかかる中、数時間に渡る激闘を
終えた時。

他の人々がいたところは濡れていたが、
東郷司令長官の立っていた場所だけは
濡れず、乾いたままだった。
(戦闘中そこから動かなかった事を表す)
・・という話も残っているそう。

——————-

この艦橋、
風も吹いてきてすごく寒かった~。

特別展などの展示物を見学するため、
地下へ移動です。

「三笠」艦内では
「元帥東郷平八郎」特別展が
開催されていました。

直筆の書や実際に身につけておられた
という軍服もある中・・。

東郷平八郎元帥の、
若かりし頃の美男子っぷりに驚きました。

小柄ながらしっかりした体躯の
イケメンだったんですね。

東郷平八郎元帥をはじめ。
当時活躍されていた方々のお顔を写真で
拝見して思ったこと。

こう、丹田にぐっと力が入っている、
というか。
魂のきちんと座った、
強い生命力を感じる。

平たく言うと、面構え・・では
言葉がいけませんね。
顔立ちが良い!んです。

目鼻立ちが整っている、
ということではなく。

もちろんそういう方もおられますが
全体から受ける雰囲気が、という
意味です。

墨蹟も麗しく、漢詩を作り・・。

昔の人は教養があったんだなぁ、
と改めて思いました。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

海軍を創った山本権兵衛。

彼が東郷平八郎を連合艦隊司令長官に
抜擢しました。

明治天皇からその理由をたずねられた時、
「東郷は運の良い男ですから」
と奏上したとか。

「智謀湧くがごとし」と評された
秋山参謀をはじめとする優秀な部下。

それらを従える巡り合わせというのも
運の良さ、実力のうちでしょう。

一人の人物を知る事で、
その人に関わった周りの人々や役割、
偉大な仕事を知ることができる。

今回の展示で足跡を少しでも辿れたこと、
直に雰囲気を感じられたこと。
貴重な経験ができました。

 

ありがとうな毎日 seeding of the happiness 昨年末、このドラマの最終回をたまたま観たのがはじまり。「どうして2年前の第1話から見ていなかったんだろう~」と思いました。ドラマ全話が是非とも見たかったけど、もう放送は全部終わっちゃってるし・・。それで司馬氏の原作(文庫1~8巻)を読む事に。ようやく読了したのが先月のこと。記念艦「三笠」をみておきたいと思って夫を誘い、出かけてきました。艦内にはかなり沢山の人が来られていたので、ドラマの影響も大きいんじゃないかな。「元帥東郷平八郎」特別展は、今年の6月末までの予定だそう。その他の展示物も(多分常設だと思うんですが)いろいろあったので、見所は尽きないかと。次の記事に続きます。。

*後日談*この記事を書いた数日後、DVDレンタルがあったーと遅ればせながら気付き、今出ている第1~2部までの9話分を視聴しました。キャストも素晴らしく、分かりやすく、スケールの大きさにも圧倒され・・。名作です。