粛々と足を運ぶ神主の姿。
ここは一体・・。
「大出雲展」に行ってきました。
京都国立博物館で、今月9日まで開催されていた、特別展覧会です。
転勤&引越しがなければ、母と妹と一緒に行く予定だった展覧会。
チケットもあるし、会期終了間際だし。
・・と、片付けもそこそこに、一路京都へ。
関東から行くことを考えたら、ほんとにすぐですね。
京都タワーがお出迎え。
バス乗り場には、熱中症対策のミストが、しゅわー。
万博記念公園でもミスト、ありました。
自分の体だけなら「わーい」と喜ぶところ。
カメラがあるので、ミストに背を向ける私.
京都はいつ来ても観光客でいっぱい。
この日も普通の平日でしたが、全然関係ない。
大きなトランクを持った人々が沢山いましたよ。
行列に並び、バスで京都国立博物館に向かいます。
バスに乗って、10分くらいだったかな。
わりとすぐ着きました。
京都国立博物館は、まずもって建物自体がすごい。
これだけでも一見の価値があります。
さて「大出雲展」。
今年は古事記編纂1300年にあたる記念の年。
古事記に関する様々な催し物や出版物が世に出ています。
今回の特別展覧会では・・。
神話の舞台である古代出雲の貴重な品々や文献を見ることができます。
内部はもちろん撮影禁止。
やはり島根県・出雲地方で保管されているものの展示が多かったです。
だけど、それ以外の地方、全国各地から出品されているものもいくつか。
出雲と古事記に関わるもの、ということで集められたんでしょうね。
力、入ってます。その分、見応えもあります。
国宝、重要文化財などもたくさんありました。
「え!これ、ここに持ってきたのー」と、ぞくぞくくるような貴重なものも。
個人的には・・。
古事記を広く世に知らしめた人物・・本居宣長の直筆を見たり。
見返り姿の埴輪鹿、その豊かな表情に魅せられたり。
透明に朱の色がじわりとにじむように溶け合った、めのうの勾玉。
男神坐像のいくつか、中でも芸術をつかさどる神の笑顔にひきこまれ。
荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡から出土した青銅器の数々に圧倒され。
・・これらが特に印象的でした。
鳥肌もんです。
そして会場内で唯一、撮影OKだったのが、こちら。
古代出雲大社の社殿。その模型です。
実際の社殿の10分の1サイズだそう。にしても、大きい。
少し角度を変えて・・。
この壮大さ、分かって貰えますか。
階段上から三分の一くらいの所に、神主の姿。
この人の模型と比べたら、どれだけ巨大だったかが分かります。
埴輪の、のどかで深い、味わいのある表情。
祭祀に用いられたという青銅器の数々。
生で見ることでしか味わえない、感じられない感動がありました。
展示物の変更があるようですが、東京でも開催予定とのこと。
興味のある方はぜひ。
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ここから、おまけ。
母が送ってくれた、いちじくです。
大量にいただいたとかで、そのおすそわけ。
生の果物、特にいちじくは足がはやいので、待てしばし、がきかない。
届いたらすぐに食べきるか、即なんらかの処理をする必要あり。
という訳で、私は同時進行で実行。
つまみぐいをしながら、ジャムを作りました。笑
皮をむいて量ったら、なんと2キロもある!
家にある鍋にてんさい糖と一緒に入れたら、今にもあふれそう。
そろり、そろりと木べらでかき混ぜ・・。
完成したいちじくジャム。
瓶が4つしかなかったので、それ以外はジッ○ロックに入れて冷凍。
すぐ食べる分だけ残しました。
奮闘の甲斐あって、おいしいジャムが出来、大満足です。
秋はおいしいものがたくさん。楽しみだな~。
ありがとうございます。
長期保存できる瓶。引っ越す際に結構な数を処分していたので、今回これだけしかなかったんです。でも袋に入れて冷凍保存したから、大丈夫。当分はいちじく天国を味わうことができそうです。さてさて。今回京都で開催されていた「大出雲展」。本当に見応えがあって、来場者も多かったですが、もっともっといろんな人が来られたらいいのになーと思いました。それくらい貴重で、大きく深くいろんなことを感じられる、豊かな展覧会でした。。
~ある日のつぶやき~
先日のこと。親戚の子から携帯に動画が届いた。私が彼女の息子くんにおもちゃを送ったお礼に・・とのこと。なんだろう。スマホじゃない、普通の携帯なので、動画を再生できる機能がない。パソコンに取り込んでようやく見ることができた。それがもう・・可愛くて。「○○ねぇね、電車、ありやとうごじゃいます・・チュ♪」最後は投げキス。ふがー、撃沈。こりゃみんなメロメロになるわー。私も完全に骨抜きにされてしまった。うちの両親も彼が来訪するとなると、父なんか特に張り切って、ぬり絵と色鉛筆を用意したり、手品を練習したりしているそう。「三歳までに一生分の親孝行をする」というのは、この時期の可愛らしさがそれくらいに相当する、という意味だろう。さもありなん。。