
子らは皆それぞれ家庭仕事あり忙しいのは分かっていつつ
距離間は血縁によらず心の近さなのかも時は進んで
「孤独と家族 -映像や構図の美しさ-」
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◎創作ノート<解説>
同じ映画でも若い頃と今とでは見た時の感想が変わることがある。様々な経験からそうなるのかなと思うと、この変化もまた、内容とは別に面白いなと思います。初めて見たのは大学生の頃。その時はひどいなと思った脇役達が、それぞれの事情を抱えてやむを得なかったのかなと気づける。こういう気づきが得られるのは、時を経たからだなと。悲しみと喜び。血縁関係と義理の関係。親と子。夫と妻。理想通りには中々いかないけれど、捨てたものではない。そういう現実と感慨を感じます。映像や構図が美しいのも、作品のメッセージを受け取る上で重要だなと。分かりやすいというか、心にすっと入って来る。伝えたい主題に集中できるよう、無駄を削ぎ落す美学があるからなのかなと。心の距離間は、適度なものが心地よく、はなれすぎていても立ち入りすぎても不快だったり不都合が生じる。孤独を諦念で受け入れつつ、今ある縁を大事にし、感謝してすごす。そのためには精神的自立が不可欠だなと。