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十五夜に飾ろうとしてススキ取り落ちて手首を折ったあの秋
徒競走三角巾の腕ランドセル代わりの母手製カバン
「骨折した日 -あの秋-」
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◎創作ノート<解説>
私が最初で最後の骨折をしたのは小学二年生の時。十五夜に飾ろうと友達とみんなで道端に生えていたススキを取っていた時、少し高い場所のものを取ろうとして落ち、着地は出来たのですが手をついたところが側溝の穴で、ひどく痛む。涙がひとりでに出てくるような痛さで、打撲だけでこんなに痛むかなぁと思っていたら、やはり骨折。運動会の徒競走も三角巾で出ました。ランドセルが背負えない私に、母が作ってくれた、ななめがけできる布カバン。元気が出るようにと思ったのか赤いキルティングで、そこにアップリケもしてくれて、落ち込みがちな気持ちも上向きになり、気分良く登校できたので今でも感謝しています。ススキを見ると思い出す思い出。