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ちょうど良い濃さのカルピス美味しくてそういう短歌を作りたいな
むせ返る濃さも奇抜な味わいも要らないほっとする味が良い
「ちょうど良い -毎日の-」
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◎創作ノート<解説>
私自身はけっこう熱い人間です^^が、暑苦しいものは苦手で、さらっとした、なにげない、ごくごく飲める水みたいな作品が好き。そういう短歌がいいなと思うので、それを作りたいです^^言葉数や含む意味が多い、技巧を凝らした、寸分のゆるみもなく完璧なもの、だとなんとなく、息が詰まる感じがする。完璧なものが作れる人ってそういないと思うし、私も作れるとは思っていませんが(どこまでいっても完璧ってない気がします)、作れる作れないに関わらず、作る気持ちがない、好きじゃない、というか。どんな作品を見る時でも、そこに顕示の欲やドヤ感を感じると、良さの純度が低くなる気がして苦手です。技巧を誇示したり、それに凝ったりする作品が苦手で、好きなものを夢中で作品にしたら結果的にすごくなってた&技巧も凝ってた、のは別で良いと思うのですが、まっすぐ素直な、上手いと思われたいという欲のない、純粋で、そういう意味での欲がなく、才能にあふれた作品が私は好きなのだなと思います。そしてカルピスが好き♪で、ちょうど良い濃さのものが美味しい。濃ければいいというものではない。むせてせき込むような濃さ、驚くような変わった味わいとかは要らなくて、ちょうど良いもの。カルピスだと薄すぎないちょうど良い濃さ、水ならなにも混じりけのないクリアなもの、がいい。毎日体に摂り入れても無理がない。美味しいと感じる濃さ。そういう作品を作っていきたいです。