自然治癒力 -時が解決-

し損じて悔いる経験 時を経て 角が取れ軟着陸をする
眠れない日々があっても気がつけば朝になってたそんな日が来る

「自然治癒力 -時が解決-」

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◎創作ノート<解説>
あの時失敗したとか、後悔していることがあるとして、自分や人生にとって大きなことであれば、もう取り返しがつかなかったり、どうにもならず苦しいままだったりするかもしれないので内容によりますが、時を経ればちくちくして痛かった角が取れ、現実として軟着陸することもある。ただこれは、人としてせねばならないことをしないままでいる場合、例えば罪を償うとか謝罪をせずにいて、至ることのできる境地ではないです。それは別。そういう、人に迷惑をかけたことじゃなく、かけたとしても相手も笑って許してくれるような範疇のものや自分の中の小さな失敗や後悔であれば、時が解決してくれることがある、という意味です。人に備わる自然治癒力で傷が癒えることもある。小さなことを気にして眠れない日々が続いても、ある日その自然治癒力が働いて、気づけば朝になっていたと言えるくらい眠れるようになる。そんな日が来る。これも恩寵だなと思います。こういう恩寵を受け取れるかどうかも、自分で自分を満たしながらその人なりに、欲でなく利他の心や思い遣りを持って生きて来たかどうかで決まる気がします。因果応報、道理に従って現実があるのだと思います。