ドラマの風景 -食べるという行為-

印象に残る場面は食事する人の心とのマリアージュ
自分でも自分の気持ち分からずに指摘で気づいた好きなのだと

「ドラマの風景 -食べるという行為-」

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◎創作ノート<解説>
前クールのドラマの人物についてです^^まわりは気づいていても本人だけが気づいていない。これってわりとよくあることなのでしょうか。その人物はヒロインに一目惚れして以来、執拗に(捜査として)追いかけるのですが、なぜそこまでヒロインにこだわるのか、こだわってしまうのか、自覚していない。表面上はもっともらしい理由があってそれを信じているものの、その奥の本心に本人だけが気づいていない。ヒロインの夫から指摘された後、遮二無二、急き立てられ焦っているかのように食べ物を口に運び、水を飲み干す。そうか俺は好きだったのか、認めたくないけどその通り。人の心と食べ物がリンクしている。女性への思いと本心に気づいた葛藤・納得・焦りがよく表れた場面。私は人が何かをおいしそうに食べているところを見るのが昔から好きなのですが、食べている時の無防備さや本能に従う素直さ等に惹かれたからかもしれません。ドラマ「しあわせな結婚(2025)」で印象的だった、黒川刑事の食事シーンから思うこと、でした^^