車駆り出かけなくてもすぐそばにミニキャンプ場ベランダがある
ベランダに祝宴設け乾杯をBGMは電車の音で
「ベランダ -身近な屋外-」
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◎創作ノート<解説>
出先で見かけた光景。公園内の原っぱや海沿いの広場にテント、キャンプ用のテーブルと椅子でくつろぐ姿。野山やキャンプ場で本格的に、というのもいいと思いますが、そこまで出かける時間や車がないとか、私のように、蚊や虻などの虫に刺されるのが苦手とか、酷暑の屋外で数時間から数日すごせそうにない人の場合、自宅の庭やベランダでキャンプっぽくすごしたらいいのかなと。流行りすたりや商業主義に踊らされる等は関係なく、昔も今も、自宅で工夫しながらすごす、のは手軽で気軽でいいことだと思います^^たとえば、庭やベランダに小さなテーブルや椅子を出し、ピクニックやキャンプを演出する。良いことがあった記念にささやかなお祝いをする。その際、芝生や遊具ではなく、昼なら立ち並ぶビル、夜なら都会の夜景が見え、電車が走る音が聞こえる。こんな光景をイメージして詠んでみました。