どれだけの時が経っても色褪せず残り続ける記憶と心
どのような思い出もその人だけの傷で宝で不可侵のもの
「記憶と心 -不可侵のもの-」
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◎創作ノート<解説>
写真は光を捉え、経験を切り取り残すもの。思い出の結晶化、物質化したもの。後から目で見ることができ、記憶を呼び覚ますきっかけになり得るもの。物質となった写真は色褪せることがあっても、記憶は色褪せない。過去のことでも今現在のことのように想起できたりする。心を持ち、記憶や思い出とともに生きている。からこそつらかったり、また逆に楽しかったりする。心は不可侵で誰も侵すことのできないもので、思い出もその人だけのもの。自分を大事にするように、他者を大事にする。他者を優先しすぎず、自分の心身を優先する。大事なことだなと。