目立たない けどいなければさみしくて あなたみたいな花を見つけた
ただ見てるそれだけじゃもうだめなのも知っているけどなにもできない
「ある歌の世界 -そういう存在-」
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◎創作ノート<解説>
アイドルグループの歌を聞いていて、あーそうそう、人を花に例えるのってよくあるけど、言い得て妙でいいなと思ったので、それを詠みました。過去の思い出って、いいものもそうでないものもあるけど、生きていく目的は、幸せを自他ともに感じることと、いい思い出をどれだけ持っているか・作っていけるか、だと思っています。自分の人生に、いい思い出を一緒に作った人として誰かがいる。誰かの人生に、自分が素敵な役割で登場している。そういう生き方をしていきたいなと思うのです。私はいつも、私の世界にいる人・いない人、という区別をしていて、なにかひどいことをされた場合、その人は私の世界にいない人、ということにしています。その人はその人の世界を生きていたらいい。私は私の世界を生きる。私の世界にその人がいない、関わらない、というだけ。この地球で共存していくにはそれが最善だと思うので。花なら枯れてから、人ならあの世に旅立ってから、好きだと伝えてもむなしい。けど、枯れてしまったり、失ってからでしか、伝えられない人もいるのかもしれない。二つ目のはそう思って作りました。この歌は『ハルジオンが咲く頃(2016)』です^^