症状が出たなら早く病院へ まだいいよね の両方分かる
大切な身近な人を亡くしたら分かる元気でいるありがたさ
「無病または一病息災 -元気のありがたさ-」
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◎創作ノート<解説>
症状が出たら早く病院へ行け・行った方がいい、というのもよく分かるし、反対に、いやいやまだいいんじゃないか、と少し先送りにしたい気持ちもよく分かる。両方分かるのです。以前、いつ旅立ってもいいから健康診断受けなくていいなら受けないと言っている友人がいて、その人それぞれの考えだし、この考えがこれまでにあったつらい経験などから出たものなら一概には言えないのですが、そういうのもなく、ニヒリズム的な感慨として言っていたようなので、いなくなられたらさみしくて困るから生きていてほしいし、受けてねと伝えました。その後は受けてると思います。自分が旅立ったらもう現世でのことは肉体を持たないので分からないのですが、自分の大切な人、身近な人を亡くしたら、元気でいること、元気でいてくれることのありがたさをより一層感じます。その人が健康診断に行ってないと分かれば、なぜ行かないの、行ってねと思うし、病が分かってもなお不摂生をしていたと知れば、節制して完治や少しでも良くなることを目指してほしいと思うし、そう伝えます。自分を大切にするのが大事なのは言うまでもありませんが、それをおろそかにしたくなる時、自暴自棄になっていたり、しんどい環境でその感覚が麻痺していたりする時には、自分の大切な人、身近な人を思い出すといいと思います。その人がこの世にいてもあの世にいても、あなたが元気でいることを望んでいるはずだから。診断や診察に行きたくない気持ち、私もよく分かります。様子見しててこのままおさまってくれないかなーと。私もそうだったし、不調が現れた時いつもそう思うから。でも、健康診断や診察に、行ってください。それが、自分自身にとっても、自分を大切に思ってくれている人達にとっても、最適にして必要なことなので。無病息災が最高ですがそういう人は稀で、誰でもいくつか、少なくてもひとつは、なにかしら不調だったり病を抱えてるのかなと思います。複数でも、一病息災でも、それらと上手くつき合って元気でいる。そうしていたいと思います。