いいです、と すすめたいなら よく知ろう 間違ってると 台無しだから
そうなんです これが言いたいことだった そう言われると冥利に尽きる
「紹介する -よく知る&正しく知る-」
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◎創作ノート<解説>
私が仕事でお店の紹介をする時、まず確認するのはお店についての情報、事実です。商品、メニュー、場所、営業時間、休日、実際の営業形態はどうなのか、など。これは基本なので、それを確認せずに紹介することがあるとは思わなかったのですが、世の中に出ている本や雑誌をみると、きちんと確認せずに出してしまっている場合がある。ネット上で個人的にアップしたなら、知らないまますぐ出してしまったのかなとも思えるのですが(それでもやはり迂闊ではあるし、事実と違う情報を出すのはいけない)、取材時から変更があったなら別ですし、商品名の通称や略称があったり名前がコロコロ変わっているなら別ですが、定番や名物、以前からあったもの、をかなりはっきり間違っている。一語だけ違うとかではなく、そもそもないものをあると言っていたり、肝心の・名物の・売りであるものの形や内容が違っていたり。そうなるとお店のかたは、本当にいいと思ってくれているのか、ちゃんと知ってくれているのかな、と感じると思います(実際そういう声をお店のかたから複数聞きました)。お店もだし、そのお店を好きな常連さん、ファンも、悲しくなる。これはとても残念なことです。もったいない。いいと思うから紹介したいのであり、紹介したいと取材を申し込んでいるのだから、取材OKしてくださったお店のかたのこちらへの歩み寄り・ご理解に応えるためにも、お店の情報や事実はきちんと確認するのが大事だと思います。お話を聞かせてもらい、まとめたものをお店のかたに読んで頂いた時、そうなんですよね、これが言いたいことだった、文字にしてもらえて嬉しいです、等と言ってもらえると、めちゃめちゃ嬉しいです^^お話をそのまま活かすようにしていますが、こういうことだなと感じたものを言語化し、それを認めてもらった時に言ってもらえると、書き手冥利に尽きる。私の場合、写真も担当しているので、写真についてもです^^私が、お店や、お店のファンの皆さんや、お店をこれから知ることになる新たなファンの方々のための、橋渡し、縁の下の力持ちに少しでもなれたかなーと思って。仕事を依頼してくれた会社やスポンサーさんにとっても。お店や商品を紹介するなら、よく知る、正しい情報や状態を知る。それが前提。訂正するのは大事だし、それをしてやっとフラットになるというか。表面上。そうすればいいと思うかもしれませんが、そもそも論。それが好きで紹介する時に、そんな大きな(肝心・定番・名物の)間違いをするかというとしないと思うのです。自分が企画した仕事なら、好き・いいと思うお店を提案しますし、仕事で私自身知らなかったお店に伺うこともあって、そういう時は、事前に調べて商品やメニュー営業形態などを知り、取材させてもらいます。お話を聞いたり、商品やメニューを頂いたりで、いいなと思ったことを書く。好き、いいと本当に思っていて紹介したいなら、よく知る、正しく知る。取材時も、いち客として伺う時も、紹介する時も、最低限のマナーを守っていたいです。
先日も書いたように、私はお店で撮影させてもらう時は許可を取っています。許可を頂いた後で何度も訪問してるお店では省略する場合もありますが、初訪問の時は必ず確認しています。お店では飲食するのが第一義です。言うまでもなく、写真を撮るのは二の次。出されたものを美味しく頂く。それが一番大事。なので、映える写真を撮ったり、話に夢中になりすぎたり、仕事などの作業を優先する場所じゃない。特に混んでいる店内で資料を広げたり、キータッチの音を響かせて作業をする等は論外だと思います。ほかのお客様が快適にすごす時間の邪魔になるようなことはしない。悪目立ちせず、圧で優遇を強制することもなく、お店に溶け込んですごす。それがいいし、これからもそうしたいです。