SOS -大丈夫じゃない時-

大丈夫ですと言い慣れすぎていてそうじゃない時どう言えばいい?
すぐにでも手を差し伸べてくれていたはなれて気づくその有難さ

「SOS -大丈夫じゃない時-」

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◎創作ノート<解説>
そうじゃない時に大丈夫ですとは言わなくなりましたが、手助けを必要とする時、信じられる人にSOSを発するのは大事なことです。大丈夫じゃないのに大丈夫ですと言って強がるのがくせになっていると、肝心な時、SOSを出さねばならない時に出せなくなる。安易に、もしくはかまってほしくて、大丈夫ですと言ってみせるのではなく、本当に大丈夫な時にだけ言わないとダメな言葉だと思います。
こちらはSOSと本人が言っていたかどうかはさておき、窮状に際し、心の距離の近い人が応戦してくれたり、なぐさめてくれたり、励ましてくれたり、していた。ことに、その人と距離ができて@心的にか物理的にか、はなれてやっと気づけた、助けてくれていた有難さも、という内容です。後悔しているのでしょうね、この主は。すぐ差し伸べてくれていた時に気づいて感謝していれば、それが当たり前だなどと胡坐をかいていなければ、今もそばにいられたのかもしれない。これが旅立った相手に対しての感慨で、それが親であればまた違った意味になると思います。大丈夫じゃない時に助けてくれる相手、それが恋人や配偶者であれば、その人を一番大切にする。そしてそういう相手にこそ、素直に正直にSOSが言える人間でいたいなと思います。