入籍は するもしないも自由だが 病とあの世 他人は不便
都合上便宜上ではないけれどいてよかったなそんな日が来る
「そばにいる -するかしないか-」
—-
◎創作ノート<解説>
独身・独り身で生きるのって、これまで家族や保護者と一緒に暮らしていくのが窮屈だった人や、心身が傷つけられる恐怖を感じていた人にとっては、自由で素晴らしいものだと思います。自立は、精神的、経済的、両方でしているのが理想。できたらそれを目指すのがいい。人生でひとり暮らしを経験してるのとしてないのとでは、やはりちがうと思います@ちなみに私はひとり暮らし経験のある男性がいいと思うしできたら今からでも(自分の意思ひとつでそうしていい環境の人は)男女問わずしたほうがいいと思ってます。自立していて自由を謳歌できるひとり暮らしでも、困る時がある。それは、病に倒れたりあの世に旅立つ時。これは実際に経験したのと人からも話を聞いて知ったことですが、入籍してる関係性でないと、見舞いはまだしも、付き添いその他、すんなりいかない・できない、です。父が旅立ってから、母がした手続き、しなければならないことを見ていて、あーこれも法的に妻の立場だからすぐに、なんの余計な手間も要らずにできるんだなーと。旅立つ時はもちろん、病に臥せっている時も、ひとりだとつらいし、限界がある。心的な意味でもセーフティネットというか、自分になにかあった時にどうするか、というのを考えておかないといけないし、対策もしておく必要があると改めて実感しました。好きになった相手とどんな時も一生一緒に生きていくために入籍するのが筋で本来ですが、好きという気持ちのベースがあっておつきあいするだけでもいい二人が、お互いに何かあった時のためにという理由で入籍するのもありかなと。なにかあってからじゃ遅いし、なにかあった時のためだけに好きでもない人とするのも違う。大前提として好きな人と、なにかあった時のために、籍を入れる、方が今の日本ではわりとスムースにいろんなことができる。そして入籍が、気持ちがない・いやになってしまった相手と一緒にいなければならない足枷、になっている人がいたとしても、いろんな事情があるので、時期が来るまでは仕方ない・一緒にいる間は最低限のことをし合おう、というのがいいと思います。自立や自由を目指しながら。入籍する、しない、どちらにもメリットデメリットはあるので、どちらがお互いにとっていいのか、自分に適していて助かるか・相手にも適していて助けになるか、を考えて決めて行動したらいい。相手への誠意も大事ですが、前提として持っておくべき自分への誠意の最たるものは、自分が本能・心底・本心で・一番好きな人と入籍することです。自分への誠意を持って自分を大事にし、相手にも誠意を持って生きていくのが最善。これができたらいい。自分も相手も大事にするのが大切だと思います^^