雛人形&雛飾り -雛まつりのイベントで-

ガラス越し行き交う人を眺めおり殿と私と皆と一緒に
雪化粧見ながらなごむこの世界百年前と変わらぬ景色

「雛人形&雛飾り -雛まつりのイベントで-」

◎創作ノート<解説>
先月「雛人形を飾ってみせてくれるイベントがあるから行ってみたら?」とお客様に教えてもらったので、二日に分けて行ってきました。そのイベントに参加しているお店所蔵のお雛様を店内に飾ってくれていて、それを窓越しに、あるいは店内に入って、みることができるというもの。私はこのイベントを知ったのが初めてだったので、とても楽しみで興味深く、お店の前を通りかかりながら、それぞれのお店のお雛様をみせてもらって堪能しました^^ひとつとして同じものはなく、大小さまざまなお雛様がいて、本当に綺麗でした。私達はガラス窓をはさんで外から雛人形をみていますが、雛人形は内側から私達人間をみているのだなと^^男雛、女雛は夫婦(天皇陛下と皇后陛下)だと言われていたり、弟と姉のきょうだいという説もあったりで、その関係性については諸説あるようですが、今回は恋人以上配偶者と仮定しました。おつきの者もみんな一緒に外を眺めている。そういう光景です^^次も同じくお雛様目線で、雛まつりの時期にも雪がふることがあり、外は@今は道路や向こう側のお店等で昔はお庭かな、雪化粧した木々などがみえていたのだと思います。雛人形たちは物質で、感情はないものと思われていますが、すぐ擬人化してしまう私^^きっと雛人形たちも室内から、雪がふる様、雪化粧をみてなごんだりはしゃいだりしていたんじゃないかなーと。雛まつりの行事は1000年以上前からあったそうですが、今のような、はなやかなお祭りになったのは江戸時代からだそう。数百年~百年前からお雛様はいろんな人や景色をみている。その中でも雪がふる様、雪化粧はきっといつの時代も同じだと思ったので、お雛様になったつもりで^^詠んでみました。