個人戦と団体戦 ~人生は団体戦~

長野五輪のスキージャンプ男子団体
金メダルには、代表選手だけでなく、
テストジャンパー25人の方々の
ジャンプも貢献していたというのを、
少し前にTVで観て初めて知った。

先日、スポ根少女だった
(と自称されていた)女性と話した。
その女性は
個人戦より団体戦の方が燃えて、
良い結果を出せていたそうだ。
これ、よく分かる。

個人戦での評価は自分だけのもので、
良い結果が出るのは確かに嬉しい。
でも団体戦って、
みなで力を合わせた結果なので、
個人戦とはまた違った、
共有できる大きな喜びがある。

私は陸上、ブラスバンド、茶道を
小学生~大学生まででやっていて、
こつこつ継続して努力を続けること、
皆で力を合わせて目標に向かい、
達成することを学べたと思っている。
(やれるだけやる、あきらめないこと
など)

陸上競技は個人競技だと選手として
大会に出たり(ハードル走)、
リレーは毎年選抜選手になっていて、
個人競技よりもリレーなどの方が
燃えた。
個人戦は静、団体戦は動という感じ。

(私が)いたら勝てる、いれば
どうにかなると言われるのは
プレッシャーであると同時に
喜びでもあった。

私はどちらかというと本番に強い方
だったが、そうでない人もいる。が
それがデメリットではない。

カバーして分かることがある。
カバーできることが喜びになる。
ほんとそう。

誰でもミスをする可能性はある。
そう思えば責める気持ちもなくなる。
自分はみんな、みんなは自分なのだ。

みんなでどうにかすればいい。
ひとりじゃない。

これは生きていく上でも
大事な考えなんじゃないか。

全体の中の一個人である自分。
自分は全体の一部。

そういう考えでいたら、
自然と助け合えるし、何かあっても
落ち込みすぎなくてすむ。

良いこともそうでない(ようにみえる)
ことも、お互いさまなのだ。

個人戦で頑張るのは当然として、
団体戦で燃える人っていいなと。

自分をしっかり持った上で、
自分以外の人の想いを背負える人
だと思うから。

人生は団体戦。
助け合える喜び、助け合える幸せを
感じながら、生きていきたい。