心の一部となるもの

数年前。箱根・宮ノ下にて。

日々、SNSの投稿や
ブログ記事などを目にし、
いろんな想いを抱く。

そんな中、あまりにも
自分の心に深く沁みわたり、
共鳴して動けないほど感じ入る、
感動したという場合、
私はすぐ反応できない。

わりと反射的に反応できるもの、
そうでないものとがある。

すぐ反応できないものの時、
私はただただその重みを、それを
読んで(見て)受けた感覚や感情を、
味わいたいと思う。

何かすぐに言葉にしたら
消えてしまいそうで、
今の気持ちを形にしようとしたら
違うものになりそうで、
すぐ反応するのが怖いのだ。

鳥肌がたつ感覚と共に、心が
じーんとするのを味わっていたい。

投稿にコメントするにしても
少し時間が要る。
メッセージしたい時も
どう言葉にするか考えて、
長時間かかることも多い。

何度も何度も読む。
ツイートなど短いものなら
暗記するほど。

そうしているうちに、
その余韻は自分の心の底深くに
おりていき、あたたかなものに
なって、私の心の一部となる。

そういう表現、文章に出会いたい。
出会えた時はとても幸せ。

私の写真や文章も、誰かにとって
そういうものであるといいな、と
思う。