尊敬しているあの人のこと

尊敬しているカメラマンさんがいる。

その人のことを知ったのは、
7~8年前。関東にいた頃だ。

ある本の表紙を見て、
目が釘付けになった。

平積みになった雑誌の中で、
それだけが3Dみたいに浮き上がって
見えた。

すぐ手に取り、
カメラマンの名前を確認。

以来ずっと、今でも、
尊敬し続けている人だ。

その人が撮る食べ物の写真は、
自然だけどダイナミックで、
湯気と温度を感じる臨場感があり、
構図もピカイチ。
いつ見ても惚れ惚れする。

もうほんとに好きすぎて、
写真を見ただけで、その人が撮った
と分かるくらいまでになった。
(全部わかる訳じゃないけどw)

そしてそして。

私がこの人を尊敬してやまない
理由がもう一つ。

人物撮影も抜群に上手い、
ということ。

人々のなんとも楽しそうな表情。
これまた構図、背景ともに、
もうもう、しびれるほど素敵。

どうやってこの表情を引き出したのか。
どんな会話をしているのか。
場作りも何もかも、全てが見たい。

会いたい。
この人と一緒に仕事がしてみたい。
そう思った。

だから私は行動した。

その人(フリーランスのカメラマン) が
よく仕事している仕事先で、
私も仕事をしていけるよう動き、
チャンスを掴むことができた。

それでライターになった。

もちろん理由はこれだけじゃなく、
ちゃんと他の考えもあったし、
この展開は、あらゆるタイミングと運に
恵まれたからでもあるが、

これでいつか一緒に仕事できるかも、
と思ったのも事実。
カメラマンとライターとして。

後日、その仕事先の人に、
カメラマン同士だと、
一緒に取材に行くことはほぼない、
と聞いた時、

あぁ・・写真家としてだけじゃなく、
ライターとしても活動できるように
なっててほんとに良かった と思った。

そして、
その人と一緒に仕事をした人から、
人となりや仕事ぶりを聞くことができ、
ますます尊敬の念は高まった。

いつかきっと会える。

その時その人が「やるな、こいつ」と
思ってくれたら、どんなに嬉しいか。
(妄想とまらず。笑)

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あなたには、
この上なく尊敬する師がいるだろうか。

直接面識がなく、
心の中で目標にしている人だっていい。

あの人に近づきたい、
あの人のようになりたい。

そう思える人に出会えたことは、
とても幸せなこと。

日々上を目指して精進するための
エネルギーになる何かを持ち、
熱い心で継続していこうと思う。