自分の心には、
自分という生命体を守る使命がある。
だから、
こんなにも勝手で、こんなにも我儘な
気持ちが生まれてくる。
他人なんか知ったこっちゃない、
自分が一番大事、自分を守らなきゃ。
そういう気持ちこそが、
自分にとっての正義なのだ。
人に気を使い、
自分の気持ちを見ないようにして、
ひたすら人のために尽くしたあげく、
病気になってしまうことがある。
それは、この正義を無視してきた結果
なのだと思う。
どうにもこうにも
気力が湧かないほど疲れて、
どうしたいのかが分からなくなったら、
自分の正義を思い出そう。
我儘でいい、勝手でもいい。
それを大事にしなきゃ、
自分という生命体は危ないのだ。
だから、自分の心は必死で
「自分最高」と言い続けるし、
自分を脅かす存在に出会うと
ざわざわする。
体が先か、心が先か。
自分を守ろうとして、どちらかが
こわれたりもする。
でもそれは最終手段。
そうなる前に、
もっともっと自分中心、
自分が最も幸せになることを
優先していい。
自分という存在にとっては、
それが一番の正義。
誰憚(だれはばか)ることはない。
自分を大切に。
自分がまず幸せになる。
すべてはそこから始まる。