とびきりおいしい「栗赤飯」を食べました。
今まで食べた赤飯の中で、一番おいしかったかも。
先月なんばの高島屋に行った時のこと。
地下売場で買い物した帰り。
ふと「銘菓百選」の辺りに立ち寄りました。
季節柄、「栗」関連の和菓子が所狭しと並んでいます。
栗きんとん、栗きんつば、栗甘納豆、栗落雁などなど。
その中で気になったのが、中村軒の「栗赤飯」。
見た瞬間、「あ、食べたい」と思ったんです。
好物の赤飯を食べるのも久しぶり、それに旬の栗が入っているなんて。
夫も食べたいというので、早速購入。
包みを開いたら、しおりが出てきました。
赤飯は「きび殻」の煮汁に浸した餅米を蒸し上げるのが最上だとか。
へぇ~。初めて知りました。
岡山県内の農家さんに「きび」の栽培を依頼して・・。
その「きび殻」を使用しているとのこと。ほほう。
夫と、「おぉ、きびだんごの岡山だね~」と話して、夕飯に頂きました。
食感は少しもっちり。
色は赤々しくなく、ほのかな赤みがじんわり餅米に行き渡っている感じ。
ころころとたくさん入った大きな栗は、甘すぎず素朴な味わい。
これが餅米とよく馴染んでいて。
華美でない、しっとりと素直な風情が赤飯全体に漂っています。
どうだ!と主張していないのに、いつまでも余韻の残る味。
なんておいしいんだろう。
懐かしく、慕わしく、上品なる美味。惚れました!
大きな栗がたくさん・・中村軒の「栗赤飯」。
絶品です。
ありがとうございます。
これがほんとの赤飯だったか・・としばし、ぼーっとしてしまいました。ぱくっと食べて、はっと目を見開き、「うまい!」と叫ぶような、分かりやすい大仰な味ではありません。ひと口、ひと口、しみじみと感じ入るおいしさです。栗が入っていますが、こちらも「どうだ!」感がないのがいい。もちろん和菓子などの甘い栗だって大好きなんですよ。でも、赤飯に入る栗ならこれくらいあっさりほくっとした素朴な味がぴったりだーと思ったんです。すぎない魅力、そぎ落とした贅沢というものを感じました。ぜひまた食べたいです^^。。
~ある日のつぶやき~
以前都内に住んでいた頃、栗がたくさんお買い得で売られているお店と出会った。その栗がとにかくおいしくて。安いこともあり、シーズン中には入荷されるたびごとに買い、栗ごはんや栗きんとんをせっせとこしらえたものだ。でもあの環境が特別だっただけで、普通に売られている栗は、やはりそれなりのお値段・・。そうなると、無理して栗そのものを買って作るという事はしないで、もう完成している商品を購入して堪能する。この方が安上がりでおいしくて、手軽だから良い。作ること、買うこと、それぞれの良さがあるので、どちらかにこだわりすぎず、その時々に応じて楽しみたい。。