まぶして混ぜてまた混ぜて・・「名物カレー」など、自由軒

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

とうとう行ってきました!

たまご入りの「名物カレー」が有名な、「自由軒」です。

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千日前の「自由軒」は、明治43年創業。

作家・織田作之助が愛した店として広く知られています。

”「自由軒(ここ)のラ、ラ、ライスカレーは御飯に

あんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」”
オダサクの作品「夫婦善哉」で、柳吉がこう言っているように。

こちらのカレーは、ごはんにルーがあらかじめ混ぜ込まれています。

カレーと言われて普通に想像する見た目とは全然違う・・。

さて、どんなお味か。

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先月のとある休日。

夫と二人、開店直前にお店の前へ到着しました。

すでに20名くらい並んでいます。

開店時間になりました。

お店のおばちゃんの指示で皆、言われた場所へ進みます。

相席当たり前。見知らぬ人同士、ひとつのテーブルを囲んで・・。

私達もどうにか一巡目で席に着くことが出来ました。店内満席。

ここからがすごかった。

まず、注文が決まった人・グループからどんどんオーダーが通っていく。

そして、お冷やが出てくるのですが。

なんと注文した品ごとにコップが変えられているんです。

看板メニューである「名物カレー」を注文した人には・・。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

はい、こちら。

青いボーダー柄が涼やかな、細みのコップ。

我が家は「名物カレー」と「Bセット」&「みそ汁」を注文。

それを二人で食べようという事に。

なので、このコップともう一つ。

もう少し太めの透明コップが運ばれてきました。

満席の店内、すべての注文が厨房に通った様子。

ほどなくして注文した順番に次から次へ、運ばれてきます。

着席、オーダー、提供と流れるような連携プレー。

なんとスムースな・・お見事!!

お、私達のも来ました。

”あんじょうまむしてある”名物カレーと、Bセット&みそ汁です。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness

Bセット。ライス付。

キャベツと一緒に盛られているのは・・。

エビフライ、ハムカツ、エビクリームコロッケ、チキンカツ。

そしてポテトサラダとマカロニサラダ。皿の上も満員御礼。

全て揚げたてで、さくさくあつあつ。

ソースも違う種類のがそれぞれかかっていて・・。

洋食の王道。おいしいです。

名物カレーは・・。

まずそのままひと口。ん、普通においしいカレーですね。

でも何か少し物足りないような。

ここでたまごを崩し、全体にまぶして混ぜていく。

それからひと口。お!なんとなんと。

カレーのスパイシーさがたまごでくるまれて、優しくまろやかな味に。

あー私はこれが好き。

最後にソースをかけて、また混ぜる。

さぁ、ひと口。うわ、ここで隠れていたスパイシーがまた出てきた。

しばらくしてやってくる辛味・・なんともパンチのある味。

夫はこの最終段階が一番好きだそう。私はたまごの段階だな。

でもこの三通りの味、くせになります。本当においしい。

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名物カレーが生まれた背景について。

創業当時は保温ジャーなどなかった時代。

ごはんが冷めないように、食べやすいようにと、混ぜて提供したのが始まり。

当時高級品だったたまご。これを真ん中に落としたのは・・。

味だけでなく栄養もつくように、という、創業者・吉田四一氏の想いから。

名物カレーは、調理方法も想いも創業当時から受け継がれてきたもの。

インパクトある見た目、味。

ともにお客様を大事に想う心から生まれたんですね。

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まぶして混ぜてまた混ぜて・・「名物カレー」など、自由軒。

織田作之助など多くの人々に愛された100年以上続く味は、伊達じゃない。

人気、実力ともに「名物カレー」という名にふさわしい逸品でした。

ありがとうございます。

ありがとうな毎日 seeding of the happiness ひっきりなしにお客さんがやってきて、常に満席。休日ということもあるかもしれませんが、ほんと大繁盛です。でも混乱は全く見られません。オペレーションが完璧だから。合理的かつ笑顔とゆとりのある接客。決して機械的ではない・・。あつあつのものが満員の皆にどんどん提供されていく様は圧巻でした。味も文句なくおいしいし^^。そうそう、店内ほとんど全員が「名物カレー」なんじゃないか?と予想していたのですが、皆さん結構いろんなメニューを注文されていて、意外でした。名物カレー以外のものもおいしいからこそ、ですよね。Bセットも美味でボリュームたっぷり。お得感がありました。また行こうっと。。

~ある日のつぶやき~

ひと口にカレーといっても色々あるなぁと、今回の「名物カレー」を食べた時に改めて思った。自由軒には「別カレー」という名で、通常のライスにルーがかけられているものもあり、ドライカレー、野菜カレー、カレーオムライス、カツカレー・・ここだけでも六種類のカレーメニューが存在する。カレーは無限にメニューが広がる懐深い食べ物のようだ。明治時代に日本に伝わったと言われているカレー。様々にアレンジされて沢山のメニューが生まれた中でも面白いのは、カレーうどんじゃないか。だしの入ったカレーのうまさ、うどんとの絶妙なマッチング。なんとも日本的でパンチのあるおいしさ。あぁ、書いていたらカレーうどんが食べたくなってきた。どこかおいしいお店、ないかなぁ。。