先月、夫と食べた生菓子。
晩御飯の後でひとつずつ、頂きました。
手前が「西王母」、奥が「金木犀」です。
いろんな和菓子が描かれた、可愛らしい包装紙。
しっかりした作りの箱に、きっちりおさめられていました。
お店は、福壽堂秀信。
黒文字と敷紙も付けてくれました。
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先月のこの日は、私達の結婚記念日。
残業すると夫が言っていたので・・。
夜遅くにケーキだと体に負担がかかるかなと思い、和菓子にしました。
夫は「金木犀」、私は「西王母」です。
あの爽やかで甘い香り（大好き）が今にも漂ってきそうな「金木犀」。
うす桃色が愛らしい「西王母」は、椿の花をあらわしているそう。
黒文字がすぅっと入る柔らかさ。瑞々しい風情。いいですね。
あっさりしていて、上品なお味。とてもおいしいです。
生菓子は、さらりとした食感と後味が身上。
上質なものほど、後を追いたくなるような余韻を残して、すっと消えていく・・。
今回の生菓子もそうでした。
瑞々しく柔らかい・・福壽堂秀信の上生菓子「西王母」など。
静かな夜更け、上生菓子とお茶でささやかにお祝い。
これからもよろしく。
ありがとうございます。
福壽堂秀信さんの上生菓子は、２週間に一度変わるんだそう。このペース、中々良い感じ。数か月単位で変わるというお店が多い気がするので、希少な存在なんじゃないでしょうか。日本は春夏秋冬の中でも実は細かくその空気や雰囲気が移っていて、その微妙な変化を感じ取る感性を持っているのが日本人だと思うので、きめ細かな対応だなぁと嬉しくなりました。また次の上生菓子をぜひ頂いてみたいです。。
～ある日のつぶやき～
あんこがこの上なく好きということもあり、洋菓子と和菓子どっちかひとつしか選べないと言われたら、和菓子をとるだろうと思う。和菓子の銘や、その形、色。季節に合わせて、季節をほんの少し先取りして現れる和菓子の存在がなかったら、甘味の世界はどんなに寒々としたものになることか。和菓子があって良かった。今秋もまた、いろんな和菓子を楽しみたい。。