わたしの戦略的方法論 ~自分という雑誌の編集長として~

好きなことを仕事にし、
それで対価を得て生活することを
目指す。

そのために皆、
セルフブランディングをして、
戦略的にことを進めている。

フリーランスの人がしているのは、
ものすごくざっくりいうと
そういうことのようだ。

もし今、
「あなたは一体どうなりたくて
なにをしてきたのか」と、わたしが
訊かれたらどう答えるかを考えてみた。

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ブログを始めたのは2009年5月。

いきあたりばったりで始めたにも
関わらず、私には目標があった。

そして最初から、
今思えばスタイルが出来ていたと思う。

それはコンセプトと形態、伝えたい人、
いずれこうなっていたい自分、
というのを、無意識ながら考えて設定
していたから。

それは「わたし」が良いと思うことに
共感し、それが伝わる人、それを必要
としている人にしっかり伝えていく、
自分の雑誌のようなものを作りたい、
というものだ。

だから、頭の中で、
毎日の記事は自分の雑誌の1ページだ、
と捉えて作成していった。

一定のクオリティを(自分基準で)保ち、
まとまりを意識し、最後のオチ(結論)を
きちんと入れるようにした。

人がどうであろうが、
アクセス数が少なかろうが、関係ない。

自分はこれが好きで、
これを表現したくてする。

そしてこのやり方しかできないし、
これでいく。という、
一種の前向きな開き直りのようなもの
があった。

そして何より、それが楽しかった。
だから続けてこれた。

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こうして振り返ると、
私の戦略といえる戦略は、

自分の感覚に忠実になり、
どんなときでも(不調のときでも)
一定のクオリティを保ったものを、
継続的に表現していくこと。

というものかもしれない。

それがちからになったし、
大好きな「写真」と出会った。

美しいものを、いいと感じるものを、
写真として残したいという、
自分の中の気持ちに出会えた。

写真も、文章も、
想いや考えをまとめて記事にするのも、
すべて、自分という雑誌の一部であり、
それを編集しているのが、私である。

このちいさな私の世界に共感し、
一緒に仕事をしようと言ってくれるかた
がいるということが、とても嬉しく、
有り難く、幸せだなーと今思っている。

だが、戦略ということばは
ちょっと違うなとも感じている。

私にはこうしかできなかったから。

だけどこのやり方は、
私にもっともフィットしていて、
私にしかできないやり方でもあった。

だからいい。これでいいのだ。

これからも、
自分という雑誌の編集長として、
ブログを、表現することを、
続けていこうと思う。

私の世界に共感してくれた人と、
これからも一緒に歩んでいけたら
嬉しい。。