初めての買い物行った帰り道ご褒美代わりお土産の飴
あの当時先駆けて親の指令で幼い私ひとりおつかい
「おつかい -お土産の飴-」
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◎創作ノート<解説>
私が初めてひとりでおつかいに行ったのは、5歳の頃。私は引っ込み思案で食べるのも遅く、なんでものんびりしていたので、小学校に上がり子ども達だけで登校するのを心配した両親が、練習させようとして行かせたようです。今のご時世だと危険かもしれませんが、その当時の地方の住宅地は物騒なこともなく穏やかだったのもあり、気軽な気持ちで計画したのかなと。親と一緒に遊びに行っていた公園まで、私ひとりで行く。分からないことがあれば、公衆電話で自宅に電話して訊いておいで、と。いつも父と買い物をしていた食料品店で、飴をひとつ買い、それを握りしめて帰宅。幼児が近所に初めておつかいに行くという番組が放映されたのは私が大学生の頃で、当時の約20年前にそれをしていたのだなと^^行く前は不安で行きたくなかったけれど、人見知りで引っ込み思案の私が、自分を恃む気持ち=自信の礎になったと思います。飴を見ると思い出す、私の初めてのおつかい^^