自分てどんな人 ~自分の中を探検する~

着物で浅草を散策したときの私です^^

私たちは生きていると
いろんな人と出会います。

知り合い、友達、恋人、夫婦、
そういった枠に入らない人。

自分にとって大切で、
どの人も縁あって関わっている
人々です。

共に働き、遊び、
一緒に暮らして生きていく。

こういった人との関係の中で
習得していくのが、実は
人々とのつきあい方よりも
自分とのつきあい方で、
より深く知っていくのが
「自分」なんだなーと
思うんです。

自分探しっていう言葉が苦手で。
探すって、そこにいるじゃん!!
って思ってます(笑)。

そう、自分はまぎれもなく
ここに存在して、生きている。

探すのは、自分というよりも
自分で気づいていない、
かくれている気持ち。

言ってみれば
自分の「分身」ですね。

自分の中を探検して、
分身をひとりずつ見つけていく、
ということをしていくのが大事
なんだなと。

なぜなら、
自分を一番自分で理解して、
知っておかないと、
人を理解することもできないから。

理解とは愛ある解釈です。

自分を知ってありのままの自分を
受け入れて愛することができない
と、あらゆる人間関係の苦しみが
生まれる、という気がします。

—–

私のまわりには
素晴らしい先輩たちがおられて、
実績も考えも社会との関わり方も
学ぶところがすごく多いです。

こういった先輩方に
共通しているのが、
自分をよく理解されている、
ということ。

自分に合うもの、合わないもの。
それらに敏感で忠実に選んでいる。
意志を持って。

そしてそれが結果的に自分や
まわりのためにもなっていて、
利益と喜びを生み出し、
幸せを感じて生きることが
できている。自分もまわりも。

という感じなのです。

自分の本当の気持ち、感情に
ふたをして生きていると、いざ、
自分が何をどう感じて、今
このような気持ちになっているか
が、さっぱり分からなくなります。

それは、
人間関係の摩擦や軋轢を避けて
円滑に関わっていくための
方便かもしれないし、
自分の心が傷つくのを守るために
経験から生み出したやり方
なのかもしれません。

だけど、そのとき感じることを
避けて置き去りにした気持ちって
ずっといるんですよね、そこに。

これに気づけなかったんです。
自分ではもう結構消化したかなと
思っていました。

素直だと言われることが多く、
そうなのかなと自分でも
思ってきたから。

でもいました、分身のラスボスが。
つい最近発見。

未熟さに気付き、
どうしたらいいかなと落ち込む、
という感じ。

こんなかっこわるい自分も自分。
受け入れて生きていくしか
ないんですよね。

でもラスボスがいることに
気づいたとき、
なんだかほっとしたんです。

なんだ、こんなのいたんだー、
という感じで。

消化して昇華したつもりが
ぜーんぜんできてなくて、
ただの強がりだったと気づいたとき、
背伸びしてきた自分、
良く見せようとした自分、
そしてその奥にある気持ちも
ようやく見つけることができました。

自分の中を探検するのって、
すぐできる人もいると思いますが、
私はまだそれができなくて、
なにかのきっかけで感情に気づき、
そこから掘り下げるということが
多いです。

—–

「自分てどんな人ですか?」
こう訊かれて
自分の長所、短所などについて
即答できますか。

↑この質問はしたことないですが、
仕事のできる方、先輩たちに
何かを訊いたとき返ってくるのが、
「自分は〇〇だからこうしている」
という答えなんです。

自分で自分を分かっているから、
それを根拠として、
自分に合った選択と行動をしている、
ということ。すごいなーと思います。

誰かと話していて、感じたもの。
同じだなーという共感でもいいし、
私はこうかなーという違う感想でも
いい。

ここで大事なのは、
共感とそうじゃない感情から
自分を知ること。

すぐ分からなければ、掘り下げて、
心の内側に入っていく。
自分の中を探検する。

そうしたら、
「自分てどんな人」というのが
より理解できて、
かくれている分身に
気づき、認め、癒し、浄化できて、
またよりクリアな状態で
進んでいけるんだろうと思います。

これからの目標は、
この作業をできるだけ多く、早く
できるようになること。

そのためには、
自分の正直な気持ちを感じ取る
意識を持つこと。

・・・という感じです。

—–

自分の中の分身、
見つけてみませんか。

結構います笑。
笑いごとじゃないのもいます。

でも見つけてあげたらきっと、
その時はつらくても
後で良かったと思える時が来る
と思うんです。

好きなこと、
楽しいことをしながら、
私も自分の中を探検して
分身をたくさん見つけ出し、
「自分」について一番詳しい人、
になっていこうと思います。