恵まれていることをかくさない ~覚悟して受け流す~

photo by Ai Shiiba

謙遜って美徳とされている。
実際そうだと思う。

ひけらかさない奥ゆかしさは、
感性の繊細な日本人の好むところ
だし、私も好きだ。

ただ、それが行き過ぎると、
自分の一番の味方である自分も、
自分の良さを分からなくなったり、
見過ごしてしまうということに
なる気がする。

自分の生まれ持ったもの、
自分が獲得してきたもの、
どちらでもかまわない。

今、自分が恵まれているという
もの、こと。
それらをかくさなくていい。
出していこう、認めていこう。

その結果、
見当違いの批判や、嫉妬などを
受けるかもしれない。

でもね、それでも、
恵まれていることとセットで
もうそういうもんだと思って、
引き受ける。
というか、覚悟して受け流す。

社交辞令が言えず、
すぐ真に受ける私。(単細胞w)

マイナスを引き受けたくなくて
恵まれているところを出さない
ようにしようと思った。

けどね、
そうしたって、どうしたって、
妬む人は妬むし、ヘンなこと
言ってくる人はいるのだ。

それならもう、
恵まれていることをかくさない。
これでいこうと思った。

私、嫉妬してる人より、
される人でいる方がいい。

見た目や触感の良い、表面上の
まやかしの愛より、
分かりにくくても深いところで
求められている、
真実の愛がいい。

好きなのはお前ただ一人だと、
心底惚れられる女がいい。

唯一無二の、かえのきかない、
女神様でいたい。

コントロールし合って喜ぶような
浅い関係性じゃなく、
お互いを心から信頼し合っている
深い関係性がいい。

私、恵まれてる。
本当に本当にそう思う。

でもそれは私だから。
私自身や私のまわりの人々に
育てられた”私”だから、
今こんなに恵まれているのだ。

自分がどれだけ恵まれているか。
それは自分に目を向けると
よく分かる。

自分に目を向けよう。
他人ではなく。
比べるなら過去の自分と。
他人ではなく。

へりくだるでもなく、
必要以上に誇示するでもなく、
かくさない。
それだけでいい。

恵まれていることをかくさない。
すべて出す。
あらゆることを引き受ける。
覚悟して受け流す。

堂々としていたらいい。
そのままでいい。

私は私だから素晴らしいし、
あなたはあなただから素晴らしい。

それでいいのだと思う。